印刷会社で働く2代目社長の次世代印刷ブログ

印刷業界における次世代の技術や印刷手法、製本印刷・カラーコピー・オンデマンド印刷など、新しい印刷のニュースを取上げていきます。

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【物欲刺激度】防水タブレットならお風呂で動画鑑賞できる



★デジペディア NewProducts

 富士通のAndroidタブレット端末「ARROWS Tab Wi−Fi」が発売された。「ARROWS Tab LTE」から、LTE通信機能を省いたモデルだが、それ以外にもいくつか変更点がある。まず、メモリ容量が16GBに加えて、32GBのモデルも選べるようになったこと。電子書籍や動画を保存して、存分に楽しめる。

 Wi−Fiモデルは防水機能と指紋認証センサーを搭載したのが大きな特徴。防水機能はIPX5/IPX7に準拠しており、水しぶきはもちろん、水深1mのところに30分間放置しても大丈夫なレベル。キッチンで料理をしながら濡れた手でレシピを調べたり、風呂場で動画を閲覧したりできるのが頼もしい。

 背面の指紋認証センサーに指を滑らせるだけで、画面ロックを解除。ネットサービスのIDやパスワードの管理も可能だ。

 画面サイズは10.1インチで、解像度はWXGA(1280×800ドット)。同時に10本指のマルチタッチを認識する。厚さは11.3mm、重量は599gと、iPad2よりも2.5mm厚いが2g軽くなっている。フラットなデザインで、どんなシーンでもなじみやすい。

 CPUはデュアルコアで、処理速度は上々。スクロールはなめらかで、アプリの起動も速い。本体左右にスピーカーを備えており、ドルビーモバイルに対応。なかなかの音質で動画観賞でも活躍する。

 また、アンテナを内蔵しており、ワンセグを視聴できるのもポイント。風呂場でテレビを見続けられるのだ。DLNA対応なので、リビングのレコーダーで録画した番組を再生することもできる。

 実勢価格は16GBが5万9800円、32GBが6万7800円。iPad2と比べるとどちらも1万5000円高い。コストがややネックになるが、防水&指紋認証に魅力を感じるなら、妥協できる価格差と言えるだろう。

■ITライター柳谷智宣の物欲刺激度☆☆と半

 iPad2をジップロックに入れて風呂に持ち込むのが面倒になってきた。

■編集担当Kの物欲刺激度☆☆

 連続待ち受け時間は動画再生時で約10時間、音楽再生時で約83時間、スタンバイ時で約2900時間。iPad2も動画再生時で最長10時間なので同じぐらい。富士通のPC「FMV」と連携し、録画番組を持ち出せるケータイ書き出し機能にも対応する。まあ、防水タブレットが欲しいなら、これはいいと思う。

■ARROWS Tab Wi−Fi 富士通 実勢価格5万9800円(16GBモデル)

 昨年末に発売された「ARROWS Tab LTE」(docomo)からLTE機能を省いた無線LANで利用する「ARROWS Tab Wi−Fi」。防水や指紋センサーなどタブレット端末としては珍しいギミックを備え、注目を集めている。液晶のサイズは10.1型で、解像度はWXGA、サイズはW262×D11.3×H181mm、重量は約599g。さっそく物欲刺激度をチェック!


http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120227-00000502-sspa-bus_all
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電子書籍アプリ“頭がよくなる勉強術”発売



 スマートフォン事業を展開するメディカルは27日、iPhone・iPad電子書籍アプリ『図解 頭の良い「超」勉強術〜世界一わかりやすい頭がよくなる30の勉強術!!〜』を発売した。

 同アプリは、「能力開発」の秘策を明らかにするわかりやすい勉強法として、『「絶対にできる!」という気持ちを高めるポイント』や『大きな成果を生む小さな変化のポイント』、『あとあと生きる、使えるノート術』など様々な勉強術が掲載されている。著者は、千葉大学名誉教授であり多胡輝研究所所長の多胡輝氏。ベストセラーとなったパズル問題を集めた『頭の体操』シリーズの著者でもある。

 電子書籍アプリは明日29日まで特別価格85円(税込)で発売。その後1260円(税込)で発売予定。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120228-00000347-oric-ind
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サムスン電子、2012年の携帯端末販売3.8億台へ=報道



[ソウル 27日 ロイター] 韓国の聯合ニュースなど複数のメディアによると、サムスン電子<005930.KS>は、2012年の携帯端末の全世界販売目標を3億8000万台と設定し、販売の2桁成長の維持を目指している。

スペインのバルセロナで開幕する国際見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」を前に、モバイルコミュニケーション事業のプレジデント、JK・シン氏が記者団に語った内容として報じた。

調査会社ストラテジー・アナリティクスのまとめによると、サムスン電子の昨年の携帯端末販売台数は3億2740万台。2010年の2億8020万台から増加した。

記事によると、シン氏はまた、同社が今年、スマートフォン(多機能携帯電話)とタブレットPC(パソコン)を含むスマート型モバイル端末について、販売の倍増を目指す方針も明らかにした。

同社広報担当者は、報道内容については確認中だとしている。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120227-00000035-reut-bus_all
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「自炊」技術進化で、電子書籍ブーム加速 著作権の問題も浮上



 自分で漫画や雑誌、書籍をデジタル化することを称して「自炊」と呼ぶ。これは、もともと大手掲示板サイトの2ちゃんねるで使われていた言葉で、由来については、自身で作り出すために「自炊」となったという説や、自身でデータを吸い上げる「自吸い」が転じたとの説がある。

 自炊の手段としてポピュラーなのは、裁断機などを使って本を裁断し、スキャナで読み取ってデータ化する方法。ただし、この方法では書籍の復元はほぼ不可能となる。

 一方、株式会社さいこちは12月19日、紙媒体の書籍を裁断することなく電子化できるiPhone用カメラアプリ「JUCIE(ジューシイ)」の販売を開始した。その仕組みは、本を裁断する代わりに手でページを押さえ、見開いた状態をカメラで撮影する。そのため、裁断してスキャンした場合に比べて品質は大幅に低下するが、手軽な自炊が楽しめる。通常価格170円で、12月20日現在はリリース記念期間限定セール中のため、50%オフの85円となっている。

 また、書籍の電子化を業者が行うことを「自炊代行」や「スキャン代行」と呼ぶ。こちらは1冊100円程度から依頼が可能とされるが、今年2月には、著作権法に違反するとして、日本書籍出版協会が自炊代行業者に警告を出した。

 9月5日には、作家やマンガ家ら122人と大手出版社の角川書店、講談社、光文社、集英社、小学館、新潮社、文芸春秋など7社が、自炊代行業者約100社に対して質問書を発送した。さらに、12月20日には作家の東野圭吾さん、浅田次郎さん、漫画家の弘兼憲史さんらが、自炊代行業者2社に対し、スキャンの差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こした。

 電子書籍端末や携帯端末は日々進化しており、ユーザーのニーズとともに電子化の流れは加速している。一方で、著作権をはじめとして、日本では高額とされる電子書籍の価格など問題は少なくないようだ。


(加藤 秀行 、 簗瀬 七海)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111223-00000000-sh_mon-bus_all
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電子書籍、本気の楽天 格安端末投入、アマゾンと覇権争い激化



 本格的な普及が遅れている日本の電子書籍市場が今春、新たな展開に向けて動き出す。台風の目となるのはインターネット通販大手の楽天。1月に買収したカナダの電子書籍大手、コボの端末を低価格で投入し、書籍を中心に多彩なコンテンツをそろえて需要拡大を目指す。さらに米アマゾン・ドット・コムも、ほぼ同時期に格安の端末で参入するとみられ、市場が一気に広がる可能性も出てきた。

 ◆日本での成功に自信

 「大きなシェアを獲得し、電子書籍の人気を日本でも大きく高められるはずだ」。今月13日の決算説明会で楽天の三木谷浩史社長は、コボの端末を割安な価格で普及させ、電子書籍の販売で利益を稼ぐビジネスモデルの成功に自信をみせた。

 有力コンテンツの確保に向けた出版社などとの交渉は「順調に進んでいる」(担当者)という。楽天はさまざまな端末で利用できる電子書籍配信ストア「ラブー」を昨年8月にスタートさせ、既に3万5000以上のコンテンツを提供。コボの端末への対応も検討しており、技術的な調整を進めている。

 交流サイト(SNS)のフェイスブックと連動し、友人と読書体験を共有できる「ソーシャルリーディング機能」も特徴の一つ。端末は3種類あり、欧米での価格は89〜199ドル(約7100〜1万5900円)だが、日本では「魅力的な価格」(三木谷社長)に設定するとしており、1万円を切る可能性が高い。

 有力な対抗馬は米アマゾン・ドット・コムだ。アマゾンは2009年に英語版の専用端末を投入し、昨年11月には画面サイズが7型の多機能端末「キンドル・ファイア」を米国で発売。199ドルという安さで人気を集め、米アップルのタブレット端末「iPad(アイパッド)」と競う売れ行きぶりをみせた。

 いよいよ今春にも日本語版を低価格で投入するとの見方が浮上する一方、販売利益の配分比率や価格決定権をめぐる出版社などとの交渉が難航し、参入がさらに遅れる可能性もある。

 著作権者と出版社、書店などが「水平分業」で利益を分け合う日本の出版界の実情に、アマゾンも歩み寄りをみせているとされるが、「ウィンウィン(双方に利益)となるようビジネスを進める」(担当者)とする楽天が優位に立つ公算は大きい。出版業界には「新たな選択肢として楽天が名乗りを上げたのは心強い」との声も出ている。

 ◆メーカーは戦々恐々

 一方、戦々恐々とするのは日本の電機メーカー。楽天とアマゾンが端末価格でつばぜり合いを演じれば、価格競争に巻き込まれるのは避けられない。

 ソニーの専用端末「リーダー」は無線LANのみの対応モデルで2万円、東芝が2月10日に発売したカラー液晶の「ブックプレイスDB50」は2万2000円だ。コボの端末などを性能で上回る部分は多いが、価格面で不利な印象はぬぐえない。

 アマゾンは「端末を採算割れの状態で販売している」と指摘される。赤字覚悟で端末を売り、電子書籍で収益を確保するビジネスモデルは「ネット小売りの巨人」といわれるアマゾンゆえにできる芸当だが、楽天が描くビジネスモデルも同じだ。

 電機メーカーも低価格攻勢に備えた戦略を展開する。東芝は配信ストア「ブックプレイス」で使える5000円分のポイントを端末につけ、割安感を演出。長嶋忠浩・デジタルプロダクツ&サービス第一事業部長は「(キンドルの)価格は意識している」と認める。

 日本では2年前に「電子書籍元年」を迎えたとされながら「市場は伸び悩んでいる」(調査会社MM総研の篠崎忠征アナリスト)のが実情。有力なコンテンツに欠け、端末価格の高さもネックとなっており、低価格の端末が出てくれば「市場は拡大する」と篠崎氏は話す。

 MM総研によると、漫画や雑誌なども含めた電子書籍のコンテンツ市場は10年度の640億円から、15年度には3501億円に拡大する見込み。端末市場も10年度の113万台から15年度には639万台に伸びるという。

 講談社など複数の出版社が電子書籍を共同管理する「出版デジタル機構(仮称)」を4月に設立するなど、出版業界でも事業強化に動く。今年こそ真の「元年」となるのだろうか。(中村智隆)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120224-00000000-fsi-bus_all
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<企業年金>揺らぐ信頼 投資顧問会社調査へ



 企業年金などの運用を受託している投資顧問会社「AIJ投資顧問」(東京都中央区、浅川和彦社長)が、高利回りで収益を上げていると虚偽の情報を伝えていたとして、金融庁は24日、金融商品取引法違反の疑いで同社に1カ月の業務停止命令を出した。同社に預託された約2000億円の資産の大部分は消失しており、金融庁は、AIJの運用手法などの解明とあわせ、他の投資顧問会社の運用が適正に行われているかの調査を進める方針だ。【田所柳子、宮島寛、浜中慎哉、堀智行】

 日本の年金制度は、(1)国民全員が対象の基礎年金(1階)(2)会社員などが加入する厚生年金や共済年金(2階)(3)企業が独自に上乗せする企業年金など(3階)−−の3階建てになっている。2階までは公的年金として、政府が保険料を集めて「年金積立金管理運用独立行政法人」が民間に運用を委託。運用資産約109兆円のうち67%は、国債など安全な代わりに利回りは低い金融商品で運用している。

 3階部分の企業年金は、従業員や企業の資金を元手に、機関投資家に運用を委託するなどしている。公的年金を補う目的で、大手企業などが独自に整備した。かつては信託銀行や生命保険に運用は限定されたが、90年以降の金融自由化と97年の規制緩和で参入事業者が急増した。企業年金連合会によると、企業年金の資産残高は約73兆円(11年3月末)で、投資顧問会社が約3割、信託銀行が約5割、生保が約2割を運用している。

 投資顧問会社の運用の特徴は「生保などに比べてリスクを取ること」(金融関係者)とされる。リーマン・ショック後の株価低迷で国内株式を減らす一方、安全な国債に加え、もうけも大きいが損失を被る可能性も高いヘッジファンドへの投資を増やす動きもあるという。

 ただ、金融市場の低迷で運用環境は悪化している。連合会のまとめでは、企業年金の運用利回りは90年代までプラスだったが、00年度にマイナスに転落。その後05年度にプラス19.16%を記録するなど乱高下している。10年度は資産の約27%を国内債券、約5%をヘッジファンドで運用し、利回りはマイナス0.54%だった。

 大手証券アナリストは「海外の信託銀行などを取引に使ったり、複雑なデリバティブ(金融派生商品)などを組み合わせて損失が見つからないようにしていたのでは」と指摘する。

 ◇「高収益」発覚の端緒

 今回の問題が発覚したきっかけは、AIJの「高収益」に疑問を感じた外部からの指摘だった。AIJは顧客に「高収益を上げている」と虚偽の説明を続ける一方で、89年の設立以来、証券取引等監視委員会の定期検査を受けたことがなかったという。当局の監督体制も問われそうだ。

 投資顧問会社は、07年の金融商品取引法施行で認可制から登録制になったこともあり急増。年金などの契約資産は146兆円(日本証券投資顧問業協会、11年9月末)に及ぶ。金融庁と証券監視委は、事業報告書の提出義務づけや、財務状況などの定期検査をしているが、顧客からの年金運用を一任されている「投資一任業者」は263社に上る。検査は年15社程度しかできず、単純計算で約17年に1回しかない。年1回の事業報告書では「虚偽報告を見抜くのは困難」(金融庁関係者)という。

 金融庁はあまりの異常事態に、違反行為が確定しない段階でAIJを業務停止させる異例の厳しい措置を取り、投資一任業者すべてを調査する。自見庄三郎金融担当相は24日の記者会見で「(規制強化などの)選択肢を排除しない」と説明。他にも悪質な例が見つかれば、検査・監督体制の強化などを検討する。

 ◇追加の拠出や給付減額懸念

 確定給付型の企業年金は、従業員に一定の利回りを約束し、掛け金を集めて運用している。AIJへの委託比率が高ければ、運用資産が大幅に目減りし、企業は追加拠出や年金給付額の減額を迫られる懸念がある。

 年金基金は通常、複数の運用機関に分散投資している。埼玉県トラック厚生年金基金は年金資産の5%強、産業用ロボット大手の安川電機は2%未満をAIJに委託。276社が加入する「京都府建設業厚生年金基金」は1割強に達し、「稼ぎ頭とされていたのに」と頭を抱える。

 別の運用先の実績が好調なら損失をカバーできるが、金融市場は低迷が続く。このため「常にプラスの利回りを上げるAIJへの拠出比率を段階的に増やしてきた」(埼玉県トラック厚生年金)基金も多いとみられる。

 595ある厚生年金基金(10年度)の7割強で、将来に備えた積立金が不足するなど、企業の年金財政は厳しい。AIJの顧客の多くは、経営環境が厳しい中小企業の業界団体を設立母体とする「総合型厚生年金基金」だ。追加拠出の余裕がなければ、基金解散や給付減額などを迫られる。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120224-00000089-mai-bus_all
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「自炊代行」を否定することは全てのビジネスを否定することではないか - 古川 賢太郎



まず、玉井克哉氏の記事に対するコメントから始めたい。

『「自炊」(のかなりの部分)は著作権侵害とならない』としているのに、その「代行」が違法になる理由が理解出来ない。『しかし、「自炊代行」業者の行為がそれに留まるとは限りません。』以下の記述は「自炊代行サービス」とは全く関係がない。自炊代行業者が自炊依頼者の所有となるデータを複製するというのは、窃盗行為であり違法な複製行為であることは認めるが、それは自炊代行とは関係ない話ではないか。例えば、ある人は友人の家に遊びに行ったとき、友人が音楽プレーヤーにダウンロードしていた音楽データをこっそりコピーして、それを販売するというのと同じである。

つまり、玉井氏が「違法」として指摘しているのは自炊代行業者に限らない一般的な犯罪行為の類例を挙げているだけである。

では自炊「代行」サービス自体はどうなのであろうか?玉井氏が明言している様に「自炊」自体は違法ではないということである。ではその「代行」が何故いけないのだろうか?そもそも、「代行」というのはビジネスの根幹である。農業は消費者が自分で農産物を作るのを代行している。その流通業者は農家が消費者に農産物を販売する代行をしている。その様な代行行為がビジネスになるのは「比較優位」な生産性を持つことに集中する方が社会全体のアウトプットを拡大するからだ。自炊代行も同じことで、多くの消費者が自分の蔵書を自炊するために機材を揃えたり、時間をかけるよりも、他にやるべきあるいはやった方が社会のためになることがたくさんあるし、逆に代行業者は多くの自炊代行をすることによってこのサービスに「比較優位」を持つことができる。

自炊代行がビジネスになる理由は「蔵書のデジタル化」に消費者の強いニーズがあるが、個人がデジタル化設備を備えて自分でやるには「書籍自体」に対するニーズが弱いのではないだろうか?例えば多くの消費者が頻繁に自炊するほど出版業界が活発であれば、消費者は代行するよりも自前の設備を持った方が良い。毎日自動車で移動する必要がある人は、タクシーを使うよりも自家用車を購入するのと同じだ。だから、一つには飽きるほど本が売れる様になれば良いのだ。

だが、そんな出版活況がどうすれば出現するのかを考えると、それこそ電子書籍の流通であろう。というのも、多くの書物は「買うには高い」のだ。本の価格の多くは「印刷・製本原価」「流通経費」である。著作者の印税と編集者の取り分は2〜3割程度であろう。電子書籍になれば今の価格の半分以下になるに違いない。同じ本なのに、本屋で1,000円のものが電子書籍で500円だとマズイという意見もあるかもしれないが、単行本で1,000円で文庫本で500円というのはザラだ。製本が違う本を「異体本」というが、好事家は全て揃えるわけだから本当に良い作品を提供しているのであれば、気にする必要はない。

「デジタルはコピーしやすいから著作者が本来得られる利益が失われる」というが、それならば著作者は全ての図書館を訴えるべきだ。少なくとも、貸し出し1回につき1冊分の印税を請求するべきだろう。コピーされる位で対価を支払おうと思われない作品が過度に保護される理由はないだろう。

著作者や出版社は「自炊代行」業者を駆逐するべく、出版流通形態の革命に乗り出すべきだ。自炊代行は電子書籍ビジネスの追い風になる。自炊代行業者が蓄積した電子化ニーズは出版社が電子書籍に乗り出すべき分野を知る重要なマーケティングデータになる。出版社は「自炊代行」業者を買収してその様なデータを収集するべきだろう。

ビジネスの常として「代替製品/サービス」を排斥すればするほどその業界が縮小していくものだ。iTunesによってデジタル配信が一気に進んだ音楽業界を見れば良い。活性化はすれど、縮小などいっさいしていないではないか。「自炊代行」自体が著作権者や出版業界にとって脅威であることには同意するが、それを電子書籍ビジネスの本格化に利用するべきだろうと思う。

古川賢太郎
ブログ:賢太郎の物書き修行
Follow @Kenta6

(古川 賢太郎)


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本当に火の気はないか、野村證券にまつわるウワサ - 石田 雅彦



ネット炎上。野村證券問題。これは連休後半に盛り上がっていた話題なんだが、炎上してるのはどこなのか、というわけです。世界中が金融危機で、ボヤ騒ぎどころか母屋に燃え移りそうになってる。日本だけが蚊帳の外、というわけにもいかず、こうしたデマ騒動も起きるべくして起こったわけなんだが、実際どうなるか予断を許さない状況なのも確かでしょう。
で、この野村證券株価推移グラフを見ると大変なことになっていて、火のない所に煙は立たず、という感じもしないではない。
さらに、お定まりの火消し役も登場。この「YUCASEE MEDIA」の記事では「根拠のない憶測」という野村証券側の否定コメントを紹介し、デマ元へ法的な対応を検討している、と書いている。「やまもといちろうBLOG」では、ネタ元の人物について、削除もしてないし、これはアウト、と断じています。
こっちは「ダイヤモンド・オンライン」に載った山崎元氏の「野村證券は買収されないだろうが、証券界はビジネス・モデルの転換が必要だ」とする2011年11月の論考。野村の問題というよりメガバンク批判なんだが、これを読むとここんところずっと煙がくすぶり続けている、というわけです。
医師や税理士でも転職や結婚の相談は悩むもの。
野村證券の倒産をツイッターで。


電子書籍。自炊代行。これについてはアゴラでも議論が活発に行われています。表題ブログでは、自炊代行によって恩恵を受けるユーザー、を紹介。電子化して音声読み上げソフトに入れる目の不自由な人たち、というニーズを放置してきた出版界に反省をうながしている。これは電子書籍の問題と密接不可分で、代行業者を提訴した有名著者原作者たちの背後に大手出版社や担当編集者の影が見え隠れしているのがなんとも楽屋落ち、という感じ。実際、代行業者は新たな出版業態の萌芽で、これを芽のうちに潰したい、そして自分たちの怠慢を転化させる気満々、ということです。
非国民通信
本が捨てられていくのを見るのはつらい

大学。特色を活かす。これもアゴラで活発に議論が交わされているんだが、このブログでは国公立私学の大学が連携し、各大学の機能を有効活用させていく試みについて紹介されています。一言で「大学」と言っても、その意味や意義、目的、役割などは多種多様であり、各大学にも「個性」がある。違う大学が情報を共有することで、共通項や差異が明らかになり、合理的・客観的に自らを分析できるのでは、ということです。
Clear Consideration(大学職員の教育分析)
IR(Institutional Research)での大学間相互評価と、日本版IRについて考えよう

国家予算。赤字国債。大災害があったから、という言い訳も通用しないくらいヒドい予算案というわけで、自民党時代と同じかそれ以上の陳情攻勢をさらした民主党議員の傍若無人ぶりが顕わになった、と書いています。野党第一党が自民党なので、こんな予算も国会ですんなり通りそうです。いくら政権交代にはコストがかかる、と言ってもムダな回り道だったということでしょうか。国民の財布は無尽蔵の打ち出の小槌だとでも考えてるんだろうか。
日比野庵 本館
2012年度の政府予算案決定

ネット広告。各国様々。ヨーロッパでは新聞広告が頑張っていて、世界を見渡して全体的にもネット広告はそれほど大きなシェアにはなっていない、と分析しているブログです。反面、国別でみれば、ネット広告が1位にはならないものの2位3位の位置につけ、早晩この割合は逆転しそうな勢いなのは確かです。
メディア・パブ
インターネット広告費がTV広告費を追い抜く国が現れてきた

原子力。官僚。55年体制から生まれた「原子力村」だが、その背景には族議員と官僚の存在があった、とするブログです。政産官学のみならず報道まで含めた既得権益層が醸成され、エネルギーの安定供給という大義名分のもと、そのシステムが強化され続けてきた、というわけ。原発についてもその安全性をとやかく言うことがタブー視され、今回の原発事故につながった、とも考えられる。この構造を変えるためにどうすればいいのか。分散・自治型のエネルギーへシフトし、そのためにも政治を変えることが重要だと書いています。
エネこみ
官僚への権限集中が利権の集中を招いた

テレビ。芸人。島田紳助氏の騒動も忘却の彼方、といった年の瀬なんだが、吉本芸人にも勢いがなくなってきました。さんま氏といえばサッカー好きで有名なんだが、メッシをめぐるKYな言動も物議を醸しています。で、これは、あまりにもあからさまなネタ元にネット上が騒いだことを紹介するブログ。女の子をイジって「メモメモ」とか言うのもネタにするヒトなわけなんだが、ネット時代は要注意ということです。
素浪人♪の日々不穏
『明石家サンタ』がパクリネタを採用して物議 〜ちょっとまて、これ2chネタじゃね?〜

闘争心。テストステロン。指の長さとアグレッシブさの関係はジョン・マニング氏による有名な仮説なんだが、英国の調査では証券ディーラーを対象に調べていました。同じことを相撲取りでやってみた、という研究なんだが、女性は関係ありません。
大竹文雄のブログ
大相撲の力士の人差し指と薬指の比率と昇進・成績

モビリティ。ありそうでなかった。自走式のローラースケートなんだが、なかなかよくできてます。時速10マイル、約16キロだからけっこう速い。この技術、資金提供の支援を求めているという記事です。
TechCrunch日本版
電池+モーターで動く自走靴spnKiXがKickstarterで資金募集中

原発事故。賠償問題。国有化、というのは借金も賠償もすべて国民へ押しつける、ということなんだが、それを報じた読売の新聞記事がなぜか改編されていた、というブログ。東電のプレスリリースでは否定してます。後半では、国有化しろ、という鳩山前首相らの『nature』論考を紹介。東電というブラックボックスはそのまま、負担だけ国民に強いる、ということにしてはいけません。
みんな楽しくHappyがいい
数時間の間に消えた記事「東電実質国有化」

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(石田 雅彦)


http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111226-00000305-agora-bus_all
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イーブックが高い、通期業績予想の上方修正を好感



 22日、イーブック <3658> は、12年1月期通期個別業績予想の上方修正を発表した。これが好感されているようだ。

 通期個別業績予想を、売上高21億円(前回予想比5.6%増)、営業利益2億7000万円(同16.9%増)、経常利益2億5500万円(同27.5%増)、当期純利益3億円(同50.8%増)に、それぞれ上方修正した。

 電子書籍販売サイト「eBookJapan」におけるスマートフォン、タブレット端末向けの販売が堅調に推移したことに加えて、今期の業績が好調であることから来期に繰延税金資産を回収できる可能性が高まってきたことを踏まえて繰延税金資産を計上すること等の理由により、売上・利益ともに前回予想を上回る見通しとなった。

 また、同日併せて、株主優待制度の新設を発表した。(編集担当:山田一)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111226-00000031-scn-biz
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銘柄パトロール(1):東電、任天堂、日立、KYB、松田産業、サンデーなど



 東京電力 <9501> 213 −9
 電力株は軒並み安となった。政府が「電力制度改革の論点整理」で、発電と送配電を一体運営する現行体制の見直し検討を促す方針であることが伝えられた。発電事業と送電事業の分離が浮上した。27日には枝野経済産業相が「電力改革と東京電力に関する閣僚会合」に論点整理を提出し、政府が年明けから検討を開始するとしている。13年の通常国会での電気事業法改正案の提出を目指す。

 任天堂 <7974> 10600 −80
 主力大証で反落。大和証券キャピタル・マーケッツが投資判断を「2」から「3」に、目標株価を1万5000円から一気に1万1000円に引き下げたことが売り材料視された。同証券では、「新規ジャンルタイトルの投入時期が明確でないこと、他のプラットフォームとの時間の奪い合いが激化していると考えられることなど、本業面での懸念は少なくない上、足元はマクロの影響も懸念される」としている。その上で「株価の重しは増す状況にある」としている。

 日立 <6501> 406 +3
 反発。中西社長のインタビュー記事が一部で掲載され、買い材料となった。ゴールドマン・サックス証券では、「次期中期計画では個別カンパニー、上場子会社に求める収益性がもう一段引き上げられると見ており、結果として業界平均マージンに達していない事業、子会社の収益性の改善が進む」としている。同証券では、「当面、株式市場の期待を上回る収益改善・拡大を示せる」としており、「2012年も強気姿勢『買い、コンビクション』を継続するとしている。

 KYB <7242> 352 +5
 反発。一部で、電動パワーステアリングの中核の電子部品を内製化すると伝えられ、採算性の改善を期待する動きとなっている。同社のパワステ事業は油圧式が大半を占めているが、電動式では出遅れていた。将来は中国やスペインの工場でも生産を始める予定としている。

 松田産業 <7456> 1173 +32
 反発。22日発表の自社株買いで株式需給の改善を期待した買いが流入した。発行済み株式数の0.25%に当たる7万株、1億円を上限に自社株買いを行う。取得期間は12月26日から2012年2月9日まで。

 サンデー <7450> 495 +19
 続伸。22日発表の2012年2月期連結業績予想の増額修正と復配を好感した。営業利益は従来予想の15億6000万円から17億円(前期比4.6倍)に上振れた。最終損益も2億2000万円の赤字から1億円の黒字に浮上する。第3四半期までで、復興需要を中心にDIY(日用大工)・エクステリア商品の販売や、防寒・節電対策商品などの販売が好調だった。自社開発商品の拡販、商品在庫の適性化などにより、粗利益率も好転した。期末配当は10円と3期ぶりに復配する。

 イーブック <3658> 2070 +150
 東証マザーズ市場で急伸。前日比8%近く上昇している。前場には10%を超える上昇率となり、12月21日に付けた上場来高値を2日ぶりに更新した。22日に2012年1月期の業績予想の上方修正と株主優待制度の新設を発表したことが買い材料となった。当期純利益は従来予想の1億9900万円から3億円(前期比3.2倍)に上振れる。電子書籍販売サイト「eBookJapan」でのスマートフォン、タブレット端末向けの販売が堅調に推移している。繰延税金資産を計上することも純利益を押し上げる。1月31日現在で100株以上を保有する株主を対象に、「eBookJapan」内で電子書籍を購入できるeBook図書券1050円分を贈呈する。

 シンバイオ製薬 <4582> 313 +80
 ジャスダック市場でストップ高。エーザイ <4523> と共同開発した血液癌治療薬「トレアキシン」の来年中の追加適応の承認が見込まれると一部で伝えられた。より悪性度の高い癌にも投与できるように適応追加の承認を申請する。適応追加が認められれば投与対象となる患者数が3倍になるとされ、収益拡大期待が高まった。

 カルナバイオサイエンス <4572> 24660 −1040
 ジャスダック市場で反落。22日に2011年12月期の業績予想の減額修正を発表し嫌気された。経常損益は従来予想の2億円の赤字から3億4200万円の赤字に拡大する。前期は3億7000万円の赤字だった。創薬支援事業が東日本大震災の影響で顧客の予算執行が低迷した。

 アパマンショップ <8889> 1759 −94
 ジャスダック市場で大幅続落。22日に2012年9月期の業績見通しを減額修正し売り材料視された。連結純損益は従来予想の4億円の黒字から6億円の赤字に転落する。繰延税金資産の取り崩しを見込む。前期は31億2600万円の赤字だった。(編集担当:佐藤弘)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111226-00000061-scn-biz
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「節電」「自炊」が人気ワード――誠 Biz.IDで2011年に最も読まれた記事は?



 2011年の記事更新はいよいよ本日が最終日。今年も1年間、誠 Biz.IDをご愛読いただきありがとうございました!
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 この時期といえば、編集部が注目したトレンド格付を発表してきました。2009年は「Twitter」や「iPhone 3GS」、2010年は「iPad&iPhone」「電子書籍」など。

 2011年はというと、既にビジネステレビ誠の番組内(トレンド格付は1時間7分50秒ごろ発表)や12月20日に公開したWeekly Top10でお伝えした通り、編集部からは「ガイガーカウンター」「SHOT NOTE」「KYBER SmartNote」「airpenPocket」「ソーシャルなビジネスツール(サイボウズKUNAIなど)」の5つを選出。読者の皆さんからは「節電」「iPhone 4S」「Facebook」などが2011年のトレンドとして選ばれました。

 節電は、年間の記事アクセスランキングからもその関心の高さが伺えます。以下に2011年に公開した記事での年間トップ10をまとめてみたのですが、2位と7位に電気製品の消費電力をまとめたものがランクインしています。アイティメディアでもオフィスの照明を一部消したり、空調温度を例年よりも上げるなどの節電施策を実施しました。駅などの公共施設に至ってはほぼ3分の2、もしくはそれ以上の消費電力削減に取り組んでいたように思います。

表:誠 Biz.ID 年間アクセスランキング トップ10(http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1112/28/news007.html)

 その他、年間トップ10の中で注目といえば1位、3位、8位、10位にランクインした連載「『新・ぶら下がり社員』症候群」。

 「辞めません。でも、頑張りません」というフレーズはターゲット読者である30歳前後のビジネスパーソンにインパクトを与えたものだったように思います。ちなみに私もこの記事を読んで考えさせられたうちの1人。同世代に転職者が増える中で読んだ記事だったので、社内に残った(転職活動をしない)自分が「もしかしてぶら下がり社員かも……。働く目的は何だっけ? この会社で自分ができることは何だろう」と自問自答してしまったものです。

 9位にランクインした記事は、Business Media 誠編集部の堀内記者が毎回体を張って挑戦している人気連載です。続編の「挑戦編」と「反省会編」もぜひ併せてお読みください。

 ちなみに2011年以前に公開した記事も含めて今年の記事ランキングをまとめると次のようになりました。

表:誠 Biz.ID 年間アクセスランキング トップ10(誠 Biz.IDの過去記事含む)
(http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1112/28/news007.html)

 トップ10のうち、2011年に公開した記事は何と3本のみ。1位には、毎週のトップ10ランキングでも常連となっている「第13回 PCが遅いときの7つの処方箋」がランクインしました。

 2位はわりと最近の記事で2010年に公開した「書籍を『裁断→スキャン』して電子書籍端末で読むメリットとデメリット」。こちらは、人気のキーワードで常に上位に位置していたことからも分かるように、紙の書籍を電子化する「自炊」はタブレットの普及も後押しして、2011年も引き続き人気なキーワードとなりました。

 その他「Dropboxのセットアップと使い方」や「IEで日本語が入力できなくなったら試したい5つの方法」など、基礎解説やライフハック系の記事が多く読まれました。

 私は2011年10月から誠 Biz.IDを担当しているのですが、それ以降で個人的に印象に残っている記事は「年末調整を理解すると増税が実感できる」や「iPhoneを紛失して涙目にならないために、やっておくべき4つの対策」。初めから自分がかかわったものだと「Googleで変わった——『超』整理手帳と野口悠紀雄のクラウド仕事法」などは新しい発見が幾つかあり、また久しぶりに自分で書くインタビュー記事だったのでよく覚えています。

 さて、2011年は3月に東日本大震災が発生し、日本にとっては忘れることのできない1年となりました。誠 Biz.ID的にはスマートフォン人気やそれに関連してスマートフォンと連携する製品、サービスがはやりました。来年はどんな年になるのでしょうか。

 皆さまよいお年を! 来年もよろしくお願いします。[上口翔子,Business Media 誠]



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111228-00000023-zdn_b-bus_all
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銘柄パトロール(2):野村HD、大和証G、イーブック、松田産業、大京など



 野村HD <8604> 249 +16
 4日ぶりに大幅反発。SMBC日興証券は、同社の投資評価「2」、目標株価(今後6〜12ヵ月)380円を継続した。同社の3Q決算は同社マネジメントの「黒字転換」施策を確認できる決算とみているという。内外の金融市場の環境は厳しいものの、日興では同社マネジメントの取り組みが奏功しているという印象を受けたそうだ。ホールセール部門のコスト削減と適切なリスクコントロールを通じた収益下振れ抑制を通じ、同社の3Q税前損益は黒字転換すると日興ではみるという。

 大和証G <8601> 251 +11
 続伸。SMBC日興証券は、同社の投資評価「2」、目標株価(今後6〜12ヵ月)310円を継続した。日興は、同社の3Q決算は「黒字転換には時間が必要」を再認識するものとみるという。同社は当初想定通りの時間軸で経営体質強化施策を進めるものの、内外の金融市場の環境は厳しく、3Q決算は経常赤字と日興では想定するそうだ。金融市場環境が不透明な中、まずは、ホールセール業務での黒字転換に向けた施策の進捗を確認し、3Qと4Q決算でのコスト削減の具体的な成果を見極めたいと指摘。

 イーブック <3658> 2280 +121
 3日ぶりに大幅反発。いちよし経済研究所は、同社へのレーティングは未付与ながら、ポジティブなレポートをリリースした。スマートフォン・タブレット端末向けの電子書籍販売事業が好調であるという。同社の強みの一つであるコンテンツの確保は順調に進んでいるそうだ。会社側は第4四半期にポイント費用の増加を予定しているものの、コンテンツの確保が順調なことから、売上高の増加により費用の増加を吸収可能といちよしでは考えるという。

 松田産業 <7456> 1191 +16
 3日続伸。コスモ証券は、12月29日付けレポートで、同社の投資判断「B+」、目標株価1400円を継続した。上期は貴金属価格上昇で大幅増益を達成、下期スクラップ回収量減少も通期2桁増益へ。災害の影響がなくなる来期は、スクラップ回収量の増加が見込まれ収益拡大が継続する見通しだそうだ。積極的な自社株価を実施、株価は指標面で割安感が強く、見直される公算が大きいと指摘。

 大京 <8840> 159 +7
 堅調。バークレイズ・キャピタル証券は、同社の投資判断「2−イコールウエイト」を継続した。マンションにおける大規模修繕工事は12年〜15年の周期で来るといわれ、1994年から始まった大量供給時代のマンションが適齢期を迎えるという。マンション業界が将来の人口減少時代を前に新築のフロービジネスから新築以外にストックビジネスへの意識を高めている表れといえると指摘。大京のマンション管理受託戸数は約40万戸(11年3月期実績)、請負工事の営業収益は369億円(営業収益に対する割合:12.5%)だそうだ。

 長谷工 <1808> 53 +2
 堅調。バークレイズ・キャピタル証券は、同社の投資判断「3−アンダーウエイト」を継続した。現状、日本のマンションにおける建替えや改修はストックの増加や老朽化の進展に対して積極的に行われておらず、今後の改善が期待されると指摘。不動産販売セクターに対する見方は「2−ニュートラル」を継続し、関連銘柄では、長谷工コーポレーションが大規模修繕工事等を手がけており、成長が見込める事業への投資を進めているという。

 Jフロント <3086> 373 +1
 続伸。ゴールドマン・サックス証券は、同社の投資判断「中立」、今後12ヶ月の目標株価370円を継続した。来期は秋の東京店増床(3.6万平米→4.6万平米)および阪急梅田本店の増床による影響が注目点だという。12月売上は、梅田店除きで前年比+2.3%(4Q計画同比フラット)と冬物衣料/高額品中心に計画以上に好調に推移していることを踏まえ、GSの12年2月期−14年2月期の営業利益予想を5%/9%/13%修正するそうだ。

 高島屋 <8233> 558 +1
 続伸。ゴールドマン・サックス証券は、同社の投資判断「買い」、今後12ヶ月の目標株価680円を継続した。不動産/海外事業の安定収益を見込める点に加え、今後ポイント付与率の減/人件費/新宿店家賃など効率化の選択肢が多く、百貨店内で同社を選好の見方は不変だという。4Q以降は、計画以上の賞与増の可能性は低い上、その他経費も抑制傾向は継続するそうだ。また、12月国内百貨店売上も同比+1.3%(曜日調整後)と気温低下の後半以降好調に推移で、3Q収益ウェートの低さからも単体業績への懸念は不要と考えるという。

 ポイント <2685> 3265 −5
 反落。ゴールドマン・サックス証券は、同社の投資判断「売り」、今後12ヶ月の目標株価3300円を継続した。会社は従来より4Qに大幅増益を見込み、3Qはやや計画未達程度とするが、通期計画未達は避けられないとみる(GS予132億円/会予140億円)という。懸念点は基幹ブランド/ローリーズファームの改善がみえないこと、在庫が前年比31%増の91億円と前期に引き続き大きく伸びている点だと指摘。クロスカンパニーの出店拡大影響/ブランド同質化の悪循環から抜けるには、時間を要するとみているもよう。

 しまむら <8227> 7900 +30
 続伸。ゴールドマン・サックス証券は、同社の投資判断「買い」、今後12ヶ月の目標株価8800円を継続した。今期営業利益は430億円と会社計画比(400億円)で上振れを予想するという。3Qではアウターにおけるリードタイムの短縮化が貢献し、値下げロスが低減、粗利率が前年比+0.1pt改善した点が評価ポイントだと指摘。今期売上高を微修正(4600億円→4610億円)するという。来期にかけ原価下落局面で、同社が調達体系/価格帯におけるアパレル他社比で相対優位性を発揮するとの見方は不変だそうだ。(編集担当:佐藤弘)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120104-00000063-scn-biz
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タブレット戦争が激化、バーンズ&ノーブルが8GBの新端末発売へ



 多機能携帯端末(タブレット)をめぐる戦いが、よりし烈になるかもしれない。

 テクノロジー・ニュースのウエブサイト「ザ・バージ」は20日、米書籍チェーン大手のバーンズ・アンド・ノーブル(B&N)が今週、内蔵メモリー8ギガバイト(GB)の新たな「ヌック・タブレット」を発売する可能性がある、と報じた。

 価格は同じメモリー容量を持つ米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コムのタブレット「キンドル・ファイア」の199ドル(約1万5900円)と同等、あるいはこれを下回る水準に設定される可能性がある。

 「キンドル・ファイア」と同様、昨年11月に発売された既存のヌック・タブレットのメモリー容量は16GBで価格は249ドル。

 タブレット市場の代表格であるアップルの「アイパッド」の安価な代替品として、キンドル・ファイアは人気を博している。

 B&Nの広報担当者は20日、コメントを控えた。

 B&Nが1月初めに発表した第3四半期(11-1月)の業績見通しによると、12月末までの9週間の電子機器の売り上げは前年同期比70%増となった。ヌック・タブレットの売り上げが予想を上回った一方、白黒液晶画面の電子書籍端末「ヌック・シンプルタッチ」は不振だった。

 また、B&Nはこの時、ヌック事業について、スピンオフや売却を含む選択肢を検討しているとし、さらに国際事業への進出を模索していることも明らかにしている。同社は英国の書籍小売り大手と契約を結んだとの見方が広がっている。

 B&Nによると、2011年度(2012年4月期)のヌック事業の売上高は15億ドルと見込まれる。前年度は8億8000万ドルだった。同事業にはヌック機器、電子書籍、アクセサリー、アプリケーション、保証などの販売が含まれる。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120222-00000005-wsj-bus_all
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顧客の求める「コトづくり」に総力を結集せよ(2)/勝見 明(ジャーナリスト)



◇事業の再定義を行なった企業

 モノからサービスへ。これを言い換えれば、「モノからコトへ」の転換といえる。コトとはモノと顧客との関係性のなかで生まれる。

 では、たんなるモノづくりではなく、顧客の求めるコトづくりを行なうには、どんな発想が必要なのだろうか。ここで、「キュレーション」と呼ばれる考え方のフレームワークを提起したい。

 キュレーションとは、美術館などで企画を担当するキュレーターに由来する。既存の概念を問い直し、新しいコンセプトでコンテンツを選択し、新しい価値を生み出す。ネット上に氾濫する情報に対して、ユーザー自身が情報のキュレーションを行なっている動きがアメリカで注目されている。同様にビジネスの世界でも、商品開発から経営戦略に至るまで、キュレーション的な動きや発想がみられるケースが増えているのだ。

 典型がアップルのヒット作だ。iPadは「キュレートされたコンピュータ」と呼ばれる。生みの親、故スティーブ・ジョブズはタブレットコンピュータを「パソコンとスマートフォンのすき間を埋める第三のカテゴリー」と再定義すると、多くの機能のなかからウェブ閲覧、Eメール、ビデオ、ゲーム、電子書籍といったキーになる機能を選択して絞り込み、結果、直感的に操作できる使いやすさと楽しさという新しい体験、すなわちコト的な価値を生み出した。

 グーグルも、テレビを「プラットフォームとしてのテレビ」と再定義すると、そこに載せる機能を選択し、テレビとネットを融合したホームエンターテインメントという新しい体験価値を提供した。

 キュレーションは次のようなプロセスで捉えることができる。

(1)既存の概念を問い直し、新しいコンセプトで再定義する。
(2)そのコンセプトをもとにコンテンツ(構成要素)を選択し絞り込む。
(3)新しい価値を創出する。

 これは、変化の時代の企業戦略にもみられる。一例が、全日空とLCC(格安航空会社)の共同事業に着手した成長著しいエアアジアだ。CEO(最高経営責任者)のトニー・フェルナンデスは航空会社を「ナウ・エブリワン・キャン・フライ(みんなが乗れるエアライン)」と再定義すると、コスト削減を徹底し、その一方で安全面の投資や訓練には他社以上に力を入れるなど、とるべき施策を選択し絞り込んだ。

 めざすのは、「空路を使った遠距離恋愛」といった、生活のなかに飛行機を気軽に取り込む「新しいライフスタイル」(体験価値)の実現だ。

 欧州電機最大手のフィリップスは、かつては家電から電子部品まで手がける総合電機メーカーだった。今世紀に入ると自らを「健康とやすらぎを提供する企業」と再定義すると、7つあった事業のなかから、医療、照明、家電の3つに絞り込み、複雑化する社会にあって「シンプリシティ」というシンプルさのなかの満足感を提供しようとしている。

 従来も事業の「選択と集中」はあった。異なるのは、再定義と新しい価値の創出というプロセスがあることだ。日本でも、危機に直面した企業はキュレーション的な戦略に踏み出している。代表例が日立製作所だ。

 世界金融危機の直撃を受け、09年3月期決算で国内製造業では過去最悪の7,873億円の最終赤字を計上。グループ企業の会長職から本体の会長兼社長(当時)に就任した川村隆氏は、日立を「総合電機メーカー」から「社会イノベーション企業」へと再定義すると、「ITで高度化された社会インフラの提供」というコト的な価値の実現を目標に据えた。

 そのため、事業の中核となる上場子会社を完全子会社化する一方で、ボラタイル(価格変動が大きい)な分野からは距離を置く方針を明示。「日立はなぜ得意とは思えない分野に注力するのか」と社外から指摘されていた薄型テレビ事業は海外工場を閉鎖し、電子機器受託製造サービス(EMS)へと切り替えていった。

「すべての社員の気持ちを揃え、日立を再生させるには、自分たちのアイデンティティーを明確にする必要があった」と川村隆・現会長は話す。

 一連の改革でもう1つ注目すべきは、「グローバル人財マネジメント戦略」と呼ばれる取り組みだ。内外の全グループの人材データベースを構築し、世界の各地域での事業特性に応じた最適な人材をキュレーションしていく。この戦略から想起されるのは、組織の重心を最前線へと移し、関連部門はそれを支援するというアメリカ海兵隊型の組織運営だ。

◇無名社員の「全員経営」の時代

 パナソニックの経営戦略にもキュレーションの発想が読み取れる。三洋電機とパナソニック電工を完全子会社化し、AV機器や白物家電、電池、建材、電気設備、一戸建て家屋、業務用冷熱機器、電子材料まで幅広く手がける「世界でただ1つのメーカー」になったパナソニックは、従来の電機メーカーから、来るべき2018年の創業100周年に向け、自社を「エレクトロニクスナンバーワンの環境革新企業」へと再定義した。

 そして、幅広い商材の強みを生かし、顧客ごと、あるいは案件ごとに全商材のなかからそれぞれのニーズに応じた製品やサービスをキュレーションし、「そろえる価値」と「つなげる価値」を組み合わせて、環境やエネルギーのソリューションというコト的な価値の提供をめざす。

 ここにみられるのも、それぞれのプロジェクトを中心に置き、全グループが支援するアメリカ海兵隊型の組織だ。それは創業者・松下幸之助が唱えた全員参加の「衆知経営」の現代的なあり方ともいえる。

 他業界に目を向けると、国内最大の総合化学企業である三菱ケミカルホールディングスにも同様の動きがみられる。同社はグローバル競争に生き残るため、組織の再編に取り組み、傘下に複数の化学メーカーや医薬品メーカーを抱え、合成繊維・樹脂メーカーの三菱レイヨンも経営統合。結果、この会社は何のためにあるのかというアイデンティティーがみえにくくなった。

 そこで、経営手腕が注目を集める小林喜光社長は、自社を「KAITEKI(社会の快適)を実現する」と再定義すると、各事業の評価もたんに損益だけでなく、「サステナビリティ(持続可能性)」「ヘルス(健康)」「コンフォート(快適)」の三軸で基準を設け、KAITEKI度指数で評価する仕組みを導入した。

 こうしてみると、日本の製造業がめざすべき明日の形がみえてくる。キュレーション的な発想で自らのあり方を問い直し、事業や製品を選択し絞り込み、たんなるモノづくりではなく、新しいコト的な価値を生み出す。その際、上流部門ではなく、最前線部隊を中心に位置づけ、全組織で支援する仕組みをつくりあげる。

 モノづくりからコトづくりへ、突出した固有名詞が牽引する経営から、無名の社員たちが総力を結集する「全員経営」へ、いち早く転換した企業が変化の時代を生き残る。EV(電気自動車)が“電気製品”でもあるように、われわれの生活の多くの面で再定義が進むなかで、自らを的確に再定義できない企業は消え去る現実を、われわれは近々に目にすることになるだろう。


http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120116-00000002-voice-bus_all
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「ウメサオタダオ展」でアイドルたちが感じたものとは?



 梅棹忠夫という人物をご存じだろうか?

 民族学者、文明学者として活躍し、国立民俗学博物館初代館長を勤めた人物だ。

誠 Biz.IDの読者には、京大式カードを一躍有名にした名著『知的生産の技術』でおなじみかもしれない。2010年に90歳で亡くなり、生涯を通じて7000冊以上の著作を遺した「知の巨人」。その足跡と、実際に梅棹氏が使っていた「知的生産の道具たち」に触れ、その神髄を知ることができる展示「ウメサオ タダオ展—未来を探検する知の道具—」が、東京お台場の日本科学未来館で開催されている。
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●ウメサオ タダオ展—未来を探検する知の道具—

 特設サイト:http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/umesaotadao/

●アイドルユニット「Feam」と未来館に行ってみた

 筆者のような「梅棹ファン」にとって、この展示は必見なのは当然なのだが、震災があり経済と政治の混乱の中にある今、梅棹忠夫氏を知らない人にもこの展示を見てもらいたい。物事について深く考えを巡らし、それを他者と共有することは難しい時代を生き抜く術でもある——そんな思いで、今回アイドルユニット「Feam」と未来館を訪れた。

 事情があり活動ができなくなった2010年に「未来の作り方」という歌詞をアメブロに書き残したリーダーのYukiさん。その歌が再始動のきっかけとなり再び活動中のFeamだが、二十歳そこそこの彼女達にとって、今日は「うめさおただお」という「知らないおじさん」についてはじめて触れる機会だ。果たして、何かをつかんでくれるのだろうか? 一抹の不安を覚えつつ、会場に入る。

●ノート、カード、こざね——今に通じる知の道具たち

 京大式カードで知られる梅棹氏も、最初は研究やフィールドワークの記録は大学ノートに書き留めていた(この後紹介する氏の足跡を知る展示では、戦後、物資が不足する中で紙の入手に苦労したり、海外の調査で地図を持ち帰る際、スパイ嫌疑を逃れるためにバラバラにした地図の裏側にスケッチをしたといったエピソードも、実際の資料と共に知ることができる)。

 しかし、ノートでは情報の共有や、検索性には限界がある。それを高めるためにその内容をカードに転記するスタイルに転じていき、やがて、最初からカードに情報を記入するワークフローができ上がっていく。

 キャビネットにびっしりと格納されたカード、そして、さまざまなサイズの資料も定型サイズのオリジナルフォルダーに収められている。氏は65歳のときに失明しているが、その後より精力的に執筆(口述筆記)の速度が上がっていく。それを可能にしたのが、この膨大なデータベースなのだ。

 「知的生産の技術」が上梓されてから40年以上がたつが、その考え方、情報との向き合い方は、現代の私たちにとっても刺激的で有益なものばかりだ。Evernoteのように、カード形式でクラウド上に情報を記録するサービスを利用する際にも、役に立つことは言うまでもない。

 さらにFeamのメンバーたちが「なるほど」と驚いていたのが、梅棹氏が執筆の際活用していた「こざね法」と呼ばれる、小さな紙片をホチキスで組み合わせる思考術だ。こざねとは、武者鎧の魚のうろこのようになっている部分のこと。単純でどこにでもある材料で始められるが、アイデアや思考の幅が拡がっていくことを体感できる。

 Chiakiさんは「いままで歌詞を考えるときルーズリーフに書き留めていたけれど、これならもっといろんな組み合わせが生まれそう」と目を輝かせていた。

●「知的プレイボーイ」の90年の歩みを辿る

 会場をぐるりと囲むのは、梅棹氏の生涯の足跡を辿る展示だ。幼少期から山に親しみ、中学生のときに初めての本を出版。研究者となって以降も世界中を旅しながら、文化や歴史への造詣を深めていく様を見ていくことができる。

 「先日ドラマとなり話題を集めた南極探検ですが、あのタロ・ジロをはじめ最初の越冬隊の犬ぞり犬たちの訓練をしたのも梅棹さんなんですよ」(鈴木さん)

 梅棹氏は「知のプレイボーイ」と呼ばれることもある。女性に対してという意味ではもちろんなく、民族学、生態学を起点として「妻無用論」と銘打った日本の家庭観に一石を投じる論文を発表したり、大阪万博プロジェクトの中で当時は実現が難しかった「公園内の研究施設」の設立(大学院も併設する国立民族学博物館)を成功させたりと、その知的関心・活動の幅の広さと多様さをたとえたものだ。

 アイドルとして5年目を迎えた若いFeamのメンバーたちも、1人の人物の足跡を実際に氏が集めた資料や、執筆した文章と合わせて見ることで感じ入ることが多かったようだ。

●実際にカード作りや「こざね」を体験

 会場では知的生産の技術でも紹介している京大式カードや、こざねを実際に使って、展示を見て感じたこと、考えた事をデジタルデータとして記録できるシステムも置いている。

 Feamのメンバーも、早速チャレンジ。

 梅棹氏が初代館長を務めた民族学博物館と同様、館内の展示の多くは手に触れることができ、また撮影も自由にできる。記入したカードやこざねは持ち帰ることも可能だ。

●暗黒のかなたの光明

 震災後、NHKの特集番組でも紹介した「暗黒のかなたの光明」という氏の未完の書のピックアップの1つが今回の展示を貫くテーマになっている。未完の書「人類の未来」は、文明学者でもある氏が、人類の未来がこの先どうなっていくのかを見据えようとして、あまりの希望のなさに途中で筆を置いてしまったといういわくつきの本だ。

 書籍の構成案やこざねは残されており、この内容については論考集『梅棹忠夫の「人類の未来」暗黒のかなたの光明』で、氏の後継者の1人、小長谷有紀氏(小長谷氏は不定期に今回の展示ガイドもつとめ、好評を博している)はじめ識者が考えを寄せているのだ。

 「人類は賢くなりすぎた。そのため人類の未来は暗い」と考えた氏の未来図は、震災後、原発事故による放射能に苦しめられる私たちにとって重い。だが、未完の本書の構成案の最後は「暗黒のかなたの光明」で結ばれている。梅棹氏がどんな光明を見いだしたのか、そこに至る道筋とは一体何なのか——。

 2月20日までと残された開催期間は短いが、今週末1月20日(金)にはシンポジウム(申し込みは終了)を予定しており、翌21日(土)と併せて21時まで開館時間を延長する(通常は17時まで)。「初ウメサオ体験」だったFeamも大いに刺激を受け大満足だったこの「ウメサオタダオ展」。この機会に足を運んでみてはいかがだろうか?

●著者紹介:まつもとあつし

 ジャーナリスト・プロデューサー。ASCII.jpにて「メディア維新を行く」、ダ・ヴィンチ電子部にて「電子書籍最前線」連載中。著書に『スマート読書入門』(技術評論社)、『スマートデバイスが生む商機』(インプレスジャパン)『生き残るメディア死ぬメディア』(アスキー新書)など。

 取材・執筆と並行して東京大学大学院博士課程でコンテンツやメディアの学際研究を進めている。DCM(デジタルコンテンツマネジメント)修士。Twitterのアカウントは@a_matsumoto。



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アプリ作成は“テンプレ”で意外と簡単!



★Trend 素人が[スマホアプリ開発]で儲ける方法

 なにやら夢がありそうなスマホアプリの開発だが、「プログラミングとか全然わからないし、自分には関係ない」なんて人も多いだろう。だが、世の中には「テンプレートアプリ」というものが存在する。例えば、Androidアプリでは、プログラミング知識不要で、動画アプリ、アナログ時計ウィジェット、フォトアルバム、目覚まし時計などを自動作成できるサービス「ドロクリ」(http://dorokuri.com/)が話題。有料(1000円)で、作成したアプリをAndroidマーケットでも販売できるようになる。

 こうしたアプリは、アメリカでは「クッキーカッター・アプリ」(クッキーの型で抜いたように形が定まっているアプリ)と呼ばれ、一時は貧弱なコンテンツでアプリの体を成していないものも出回ったため、さすがに粗悪なアプリは審査を通らなくなったが、内容とアイデア次第では、十分に「素人がヒットを狙い得るジャンル」と言える。

 孫良氏も「テンプレートというのは、ほぼ改変できないということなので、それだと『素晴らしいユーザー体験を担保できるのか?』という点に少し疑問が残ります」と前置きしつつ、「とはいえ、基本的にテンプレートになりやすいジャンルというのもあり、書籍や写真集などは、優れた仕様になっていればテンプレートでも問題ないかと思いますね。私も〈ニュース〉ジャンルでテンプレートに近い事業をやっていたりします」と話す。

 孫氏はこれまでに、独自のニュースアプリプラットフォームである「NEWS AGENT」をカスタマイズしたニュースアプリを多数リリースしているが、人気サイトをアプリ化した「虚構新聞」「面白ニュースの秒刊マンデー」は、いずれもAppStoreで「総合1位」を記録している。

 そんな優良コンテンツが手元にあれば苦労しない……なんて嘆くなかれ。儲けのタネはどこに転がっているかわからない。

 「日本のとあるケータイコンテンツメーカーに、インドの会社から〈美少年コンテンツ〉を作ってほしいというリクエストが来たという話を聞きましたよ。『美人時計』の美少年版みたいな(笑)。慣習上、インドでは性的に抑圧された女子が多いので、BL的コンテンツがひそかな人気らしいんですね。スマホアプリというのはボーダーレスに海外でも売られるわけですから、その点に目をつければ、儲けのネタは人が思う以上にたくさん転がっているはず」(柿崎氏)

 電子書籍や写真集の有料アプリを、Facebookなどで友人知人に宣伝して買ってもらい、手軽な自費出版のように小遣いを稼いでいる人もいるとか。

 「『電子書籍をフリマで対面販売する』というイベントがあったんですが、一日で5000冊以上も売れたんですよ。大手電子書店に置いてもらうのはムリでも、ターゲットを身近な人々に絞れば、自作のコンテンツを“売る”ことは十分に可能なんです」(同)


http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120123-00000501-sspa-bus_all
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米国人のデジタル端末所有率が倍増、年末商戦で29%に=米調査



[23日 ロイター] 米アップルのタブレット型端末「iPad(アイパッド)」や、米アマゾン・ドット・コムの電子書籍端末「キンドル」などのデジタル端末を所有する米国人が、昨年の年末商戦以来、ほぼ倍増していることが23日に発表された調査で明らかになった。

米調査機関ピュー・リサーチ・センターの「Pew Internet and American Life Project」は、昨年11─12月に16歳以上の米国人2986人と、今年1月に成人約2000人を対象に調査を実施。

それによると、1月の調査で電子書籍端末を所有していると答えた人は19%で、12月の10%からほぼ倍増したことが分かった。タブレット端末に関する質問でも、同様の結果が得られたという。

この結果、タブレット端末か電子書籍端末の少なくとも1つを所有する割合は18%から29%に増加。高学歴・高収入層の所有率が高いことも明らかになった。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120124-00000058-reut-bus_all
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机を整理すると仕事で成果が出るワケ



 ITやエレクトロニクスを専門とするライターが、独自の視点で「整理術」を紹介します。
【詳細画像または表】
 「整理術」に関する本が書店に数多く並んでいるのは、多くのビジネスパーソンが仕事の環境や膨大な情報をきちんとしたいと考えながらも、整理できずに悩んでいることを示しています。かく言う私も机の周りを整理するのが苦手で、本や書類が散らかった机でいつも仕事をしています。今回は、自分にも“響く”整理術を探して、この本を選んでみました。

 前半はさまざまな工夫で整理を実践する達人10数人の仕事環境が、整理のヒントといっしょに紹介されています。写真を見ると「すごいなあ。こういうところで仕事をしたいな」とは思いますが、「実践は大変だろうなあ」と、あたかもモデルルームのチラシを眺めるような感覚に陥って、結局は他人事感覚で読み終わってしまいました。

 しかしその次の章は、ずぼらな私も「整理してみようか」という気にさせてくれます。散らかった仕事場を持つ編集プロダクションの社長が、1カ月に渡って「かたづけ士」からみっちり指導を受けるドキュメント。これは、「タイプ分析」「目標設定」など、ゴールに据えた理想的とする環境までステップを踏みながら整理を進めていくものです。特にどこに何を置くかを示す「エリアマップ」を手書きすることや、3週間にわたる立案と進捗管理を行うことなどは、まるでビジネスのプロセスのようで、ちょっと実践してみたくなってきました。

 整理の対象は仕事場だけではありません。カバンについてもポリシーを持って整理している3人の事例が紹介されています。特にユニークなのは慶応大学の松村太郎氏で、ノートや筆記具など常に使う道具を入れた小さめの「基本カバン」と、その日の仕事内容に応じたカバンの2つを持ち歩くという手法を紹介しています。「大は小を兼ねる」方式では、普段の持ち物が意味なく増える原因になるというのです。一つのカバンにすべてを入れるのは、実は整理の妨げとも言えるようです。

目的とルールがあれば山積みでもOK

 もちろん細かい整理のテクニックも豊富です。書類や本の整理には一種のセオリーがありますが、本書はセオリーに縛られず、仕事を効率的に進めるという大きな目的のために必要で、現実的な手法を紹介しているのが特徴です。

 例えば、書類はスペースを抑えるために一般的には立てて保管すべきと言われています。しかし本書には、あえて書類を机の上に平置きする達人のケースも登場します。ただし単に積み重ねるのではなく、緊急性の高いものを選んでファイルフォルダーに入れて、積み重ねておきます。達人はファイルの厚みで、仕事量を「見える化」しているのです。

 イラストなどで忙しい人を表現するときに、机の上に書類が山積みになっている状態が描かれることがあります。忙しさのあまり整理できていない状態とも読めますが、ちゃんとした目的とルールがあるのなら、書類は平置きで山積みしても整理できるというわけです。

 その他に本書では、整理することが「右脳」の活性化につながると指摘する脳神経学者の意見を紹介しています。新しい発想を生み出す右脳の活性化には、空間をうまく使って三次元的にモノの置き場を考えるような行動が効果的というのです。整理することで右脳を働かせ、結果的に新しいアイデアが生まれるようになれば、まさに一石二鳥と言えるでしょう。

 冒頭のインタビュー記事では、情報を取り込む間口を広くし、そこから多彩なアウトプットを生みだしたいと考えるのなら、情報を取り込む時に取捨選択することが重要と指摘しています。その取捨選択に相当するのが整理術というわけです。単に見た目の問題ではなく、仕事の成果を上げたいというビジネスパーソンの本能的な欲求を満たすものであることが分かれば、整理の重要性に気づく方は多いのではないでしょうか。私ももう一度、整理に取り組んでみたいと思います。

* * * * * * * * * * * * * * * * * 

【著者紹介】松尾康徳
ITやエレクトロニクスをフィールドとするフリーライター。また教育情報化プロデューサーとして、電子教科書の導入など教育現場の情報化にも携わる。

*「日経BPnet・電子書籍セレクト」より



http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120124-00000001-woman-bus_all
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“東大医学生の勉強法” 電子書籍アプリ



 モバイルコンテンツを運営するアドベンチャーがiPhone・ipad電子書籍アプリ『東大医学生が書いた頭がよくなる勉強法』をリリースした。

 同アプリは、こう出版より発行されている同名書籍を電子化したもの。著者は、東京大学1年生の時に『世界一わかりやすい東大受験完全攻略法』(2005年・双葉社発行)を執筆し話題となった石井大地氏で、『「頭がいい」とは何なのか』、『「頭のいい人」はどう頭を使っているのか』から、「意識改革」、「知識量の増やし方」なども掲載されている。

 電子書籍アプリの価格は350円。書籍は1365円(税込)。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120220-00000323-oric-ind
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【物欲刺激度】調べものは“電子辞書”が一番!極みはエクスワードXD



★デジペディア NewProducts

 今どき、調べ物で使う道具といえば、パソコンやスマホが当たり前。しかし、調べ物専用の道具である電子辞書なら、それらよりもはるかに素早く、かつ快適に正確な知識にたどり着ける。なかでも最上級を味わいたいなら、オススメは「エクスワードXD−D10000」。トップブランドの最新シリーズ、その最上位に位置する、いわば電子辞書のひとつの極みだ。

 エクスワードは、5.3型のメイン液晶とキーボードの手前にある2.6型のサブ液晶がともにフルカラーで、手書き入力に対応している。粗い文字でも高確率で正しく認識してくれるのが何よりの魅力だ。調べられる辞書や百科事典などのコンテンツは170におよび、医療用語から流行語まで目的に応じて探せる。レスポンスも高速なため、電話をしながら脇見で調べ物をする際も一切困らない。さらに最新モデルでは、メイン液晶の脇にスクロールパッドが加わり、検索した文献のチェックがより快適になっている。上下端をタップすればページ単位で移動するので、電子書籍を閲覧する際も指の動きに無駄がでない。通勤中に読書したり、リスニング込みの語学教材で勉強したりする場合も、片手で軽く操作できるので、多少混んだ車内でも集中が削がれないはずだ。そのほか、最近シリーズでは読み込み専門のカードスロットが加わり、従来の読み書き対応型とあわせて2つ併用できるようになっている。ただし、コンテンツはネットから直接ダウンロードすることも可能なので、カードスロットの恩恵を得る使い方は限られるかもしれない。

 手持ちの端末でネット検索する調べ方が板についている人こそ、専用機の素早さと正確さ、そして深さの凄みが実感できるはず。もし、XD−D10000が高価だというなら、3万円前後の下位ラインアップを購入して、あとから必要なコンテンツを入手する手も。まずは店頭で実機に触れてみてはいかがだろう?

■サブカルライター・古田雄介の物欲刺激度☆☆☆

 万能型のモバイルガジェットが多いなか、専用機の良さも再認識中。

■編集担当Kの物欲刺激度☆☆

 上位モデルと下位モデルの差は、収録している辞書が違うこと。サイズや重量、電池の持ち時間、液晶、文字入力の方法などは共通だ(色は異なるが)。もし、試しに買ってみようと思うなら、下位モデルで十分。普通に使う分には不足なしのはず。必要な辞書は、その都度、追加するほうが賢いと思う。

■カシオ計算機 エクスワード XD−D10000 実勢価格 5万9800円

 広辞苑からビジネス法務系辞典など、シリーズ最多の170コンテンツを収録した新型エクスワードの最上位モデル。メイン液晶の脇にスクロールパッドを備え、文献の検索性が向上している。メインとサブの手書き入力多機能フルカラー液晶も健在だ。コンテンツ追加用のカードリーダーを2基備える。サイズと重量はW148×D105.5×H19.7mm/約310g。電池寿命は約130時間だ。


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東芝が電子書籍端末 7型カラー液晶を搭載



 東芝は26日、カラー液晶画面による電子書籍端末「BookPlace(ブックプレイス)DB50」を2月10日に発売すると発表した。無線LANでインターネットに接続できる機能を搭載したほか、ウェブサイトの閲覧中にボタン1つで読みかけのページに戻れる機能も備えた。

 液晶は7型でタッチパネル操作に対応し、文字の大きさや画面の明るさが指先を使った直感操作で調整できる。

 電子書籍コンテンツは、ブックライブ(東京都台東区)と組み、配信を受けて購入できるようにした。端末には小説なら6000冊を収納可能。想定価格は2万2000円。5000円分の書籍購入ポイントをセットにした。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120126-00000540-san-bus_all
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東芝、配信サービスで囲い込み 電子書籍専用端末を来月発売



 東芝は26日、同社初の本格的な電子書籍端末を2月10日に発売すると発表した。カラー液晶やインターネット接続機能を搭載する一方、5000円分の電子書籍を購入できるポイントをセットにするなど割安感を前面に出した。東芝は電子書籍の閲覧が可能な携帯電話端末やタブレット端末は販売しているが、本格的な専用端末の発売は今回が初めて。国内の電子書籍市場が拡大の兆しを見せ、ソニーなどの製品投入が相次ぐ中で、配信サービスと端末の両面から消費者を囲い込み、市場をリードする構えだ。

 発売する「BookPlace(ブックプレイス)DB50」は、7型のカラー液晶や無線LANでインターネットに接続できる機能を搭載。ウェブサイトの閲覧中にボタン一つで読みかけのページに戻れる機能も備えた。液晶はタッチパネル操作に対応し、文字の大きさや画面の明るさが指先を使った直感操作で調整できる。大きさは縦190×横120×厚さ11ミリで、重さは330グラム。

 電子書籍コンテンツ(情報の内容)は、東芝がブックライブ(東京都台東区)と提供している配信サービス「ブックプレイスストア」のみで購入できる。端末には小説なら6000冊を収納可能だ。

 電子書籍端末は、米アマゾン・ドットコムが米国で最低79ドル(約6140円)の「キンドル」を販売。日本市場への参入も検討している。


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東芝が電子書籍に本格参入、2万2000円の7型カラー液晶端末発売



 東芝は2012年1月26日、電子書籍端末「BookPlace(ブックプレイス) DB50」を2月10日に発売すると発表した。価格は2万2000円前後の見込み。ソニー、パナソニック、シャープなどが既に電子書籍端末を発売しているが、国内メーカー製としては低価格な専用端末を投入して電子書籍市場に本格参入する。米アマゾンやアップルなどの海外勢の国内参入も予想されており、同市場の競争が激化しそうだ。
【詳細画像または表】
 昨年4月にAndroidタブレットやパソコン向けに電子書籍を販売する「BookPlaceストア」を立ち上げ、コンテンツの拡充に努めてきた。同ストアは凸版印刷グループのBookLive! がコンテンツを提供しており、2012年1月時点で5万冊まで取り扱う本の種類を増やしてきた。今年度末に10万冊まで拡大する予定だ。BookPlace DB50は、BookPlaceストアからコンテンツをダウンロードして利用する。

 7型カラー液晶を搭載し、書籍だけでなくカラーの雑誌も閲覧できる。Linuxをベースにした独自のOSで、電子書籍に特化したタブレット型の端末だ。画面下の「ホームボタン」を押すと、どの画面を表示していてもトップ画面(ホーム)である書棚に戻れる。上部の「コンティニューボタン」を押すと、直前まで読みかけたページをすぐに呼び出せるなど。1つ前のページに戻れる「バックボタン」などもある。独自の音声合成技術を用いた音声読み上げ機能も備え、画面を見なくても読書できる。

 記憶容量は8GB。小説なら約6000冊、コミックなら約150巻保存して持ち歩ける。重さは約330g、厚さは11mm。バッテリー駆動時間は最大約7.5時間。無線LANを搭載しているのでインターネットやメールも利用できる。購入者特典としてBookPlaceストアで利用できる5000円分のポイントを付ける。

電子書籍の認知度を高めるための専用機

 東芝デジタルプロダクツ&サービス社のデジタルプロダクツ&サービス第一事業部の長嶋忠浩事業部長は、電子書籍の普及拡大のポイントとして、コンテンツの数量、端末の価格、使いやすさと読みやすさの3点をあげる。

 BookPlace DB50は、7型のカラー液晶とインターネット閲覧に対応しながら2万2000円前後という安さが特徴だ。「5000円分のポイントが付くので実質1万7000円前後」と価格には自信を見せる。使い勝手では、電子書籍に特化した操作系とユーザーインターフェースで汎用端末よりも読書しやすいように配慮した。同じ7型のカラー液晶を搭載する汎用タブレットより軽量なのも特徴だ。コンテンツ数は年度末までに大手書店並みの10万冊をそろえる予定だ。

 スマートフォンや汎用タブレットに比べると、電子書籍専用の端末の市場での存在感は低い。長嶋氏も中長期的には汎用タブレットの方が市場は伸びると見ているが、「一般層の認知度を高めるために今は専用機が大切になる」と電子書籍に特化したBookPlace DB50が重要であるとした。2015年にBookLive!の会員数を150万人、端末とコンテンツを合わせた売り上げ400億円を目指す。

(文/三浦善弘=日経トレンディネット)



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なぜ人はネットであることないこと書くのか



「食べログ」やらせ事件の裏に潜む心理とは?

 利用者による飲食店の人気ランキングサイト「食べログ」で、やらせ業者が順位操作を行っていたことが明らかになった。

 これは「食べログ」がやらせをしたわけではなく、まったくの別業者(多数ある)が飲食店に対し「料金を支払えば、食べログに高評価を投稿しますよ」と営業を掛けたという次第。「食べログ」運営会社のカカクコムが昨2011年末に特定した段階では、やらせ業者は39業者にも及んでいる。

 カカクコムでは、やらせ業者に法的措置も検討中。さらに「景品表示法」に抵触する可能性があるということで、消費者庁も調査に乗り出す事態になった。

 いずれにしろネットでの反響を見る限り、「やっぱり」「やらせがないほうがおかしい」という意見を多く目にする。やらせがあったこと自体については、あまり驚いてないのがメジャーのようだ。

 判明後、「この絶賛コメントもやらせだろ?」「このラーメン、10人が“日本でいちばんおいしい”と書いてあるけどウソっぽいよな」などと、ネットでは疑心暗鬼の嵐が吹き荒れている。

 以前からネットの「口コミ情報」には、高評価にしてもこき下ろしにしても不自然なものが多いという印象を持つ人が多くいる。

 ショッピングサイトでは、はっきり「購入後、感想を寄せてくださる方にはプレゼント進呈」と口コミを呼び掛けていたりもする。景品がもらえるとなると心理的にコメントは甘くなるだろう。これなどやらせとは違うが、甘いコメントが多いことを持って「圧倒的な高評価!」と宣伝で謳ってもいいのだろうか。疑問を感じる。

 こういった話題を取り上げたテレビの情報番組では、司会者が「やっぱり情報に頼らず、自分で考えて判断していくしかありませんね」と言っていた。

 まあおざなりで無難なまとめで、たしかにそうだ。だがひとつひとつ商品を手に取ったり飲食店に出かけて試食したりができないからこそ、ネットでほかの利用者の口コミに頼るシステムができあがったわけだ。

なぜ人はネットであることないこと発言するのか

 利用者コメントのほとんどはやらせではなく誠実で率直な感想なのだろうが、かねがね「本当は怪しいのでは?」と疑っていたところに今回の問題発覚があり、一気に猜疑心に火がついてしまった形だ。

 しかし改めて考えてみれば、猜疑心は今になって突然強まったわけではない。

 たとえば自分の例で恐縮だが、私が書いた文章やテレビでの発言は、ときどきツイッターなどで引用される。そこに「カネをもらってやっている」「利権が絡んでいる」などといったコメントが記されているのを見て驚くことが多い。もちろん事実無根だ。

 その背景を考えてみた。

 私の発言に関して「カネをもらっている」「利権が絡んでいる」などと、面と向かって誰かに言われたことはない。実名の手紙の場合でも、そういう内容が書かれていたものはない。したがって少なくとも私への反響を見る限り、これはおそらく「ネットならでは」と言ってよいだろう。

 だとすると、ここからさらに考えられることはなにか?

 ひとつは、「ネットには猜疑心の強い人たちが集まっている、あるいは積極的に掲示板などにコメントを書き込む人たちは疑い深い」ということだ。もちろん、これを証明する手立てはない。あくまで印象としての仮説だ。

ネットで「猜疑派」が増えるワケ

 たとえば、ものごとを100%全部信じたイノセントな意見をネットに書き込むより、「あの発言の背景には○○がある」などと書き込むほうが、「自分は事情通」な空気をネットの他のユーザーに発信できる。いわば自尊心を満足させる。そういう面があるだろう。

 また、掲示板やツイッターなど短文でしかも短時間に議論する場合、負けそうになるとか自分がよく知らない問題に関しては「あれは利権だろ○○の」と根拠レスの思いつきを書いておけば、「オレは無知」などと自尊心を傷つけることなくその場をやり過ごすことができる。

 こうした経験が積み重なると、自然と猜疑型ネット人格に遷移していくのではないか。

 そこに実際この「食べログ」のようなやらせ事件が起こるわけだから、「それ見たことか」とさらに猜疑心が強化されるわけだ。

 現実に事件が起きているのだからそういう反応もたしかに当然かもしれない。しかし他人の書き込み一般に猜疑的な目を向けるのは、いささか過剰防衛としていい。

 それは自分が書き込むときを考えてみれば明らかなはず。食べログだろうと掲示板だろうとブログだろうと、自分がネットに書き込む内容の、ほとんどはなんの「やらせ」もない感想だったり意見表明だったりするはず。そこに「利権」だの「カネ」が絡むことはないはずだ。

 そしてそれは他人の発言でも同様。それが現実だ。一部の悪質業者を見ただけで「羮(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」では情けない。

「香山リカは○○」発言主と、リアルで遭遇

 もうひとつ考えらえれるのは、「人間あるいは現代を生きる人間は本来猜疑心の固まりで、実名社会ではそれを顔に出さずに暮らしている」ということだ。

 たとえば、面と向かったときには穏やかで気配りのできる人が、いったんネットとなると攻撃性むき出し、というケースは多い。

 「こいつにはこんなウラがある」など私に関するデタラメな推測や情報をネットで書き散らしていた人と、偶然対面したことがある。

 ある会合で隣り合わせとなり、いろいろ話しているうちに、その人が当の人物と判明したのだ。

 私は「こんな偶然があるものなんですね」と出会いの奇妙さに興奮し、「どうしてあんなウソを書くのですか」と責めるのも忘れてしまった。本人はどんなにか気まずかったかと思うが、それより印象的だったのは、“正体”が明らかになるまでの間、その人はずっとごく自然な笑顔で私との雑談に応じていたということだ。

 「あなたが、このところずっと私を困らせているあの人!」とわかっても、目の前の親切な人物とどうしても一致しなかった。

 では、どちらが本当の「その人」なのか。

 おそらくは「どちらも」ということになるのだろう。

 リアルな世界では、笑顔が素敵で言葉遣い丁寧。その人が、ネット世界では特定人物の言動にありもしない悪意を読み取り、口汚く流布する。どちらの「その人」も、真実なのだ。

高評価も低評価も「やらせ」と一蹴。悲しい「他者不信」

 人間は二重人格。表に見せる顔の他に、まったく別の一面があるものだ。ネット世界は、まさにその「別の顔解放区」と言ってよい。

 現実の生活では、私たちは名前や年齢、顔や肩書きを持つ存在として、自分の考えや意見を口にするときも、いつも思ったことをそのまま言うわけではない。「私は学校教師だから、こういった発言はふさわしくない」とか。それをネットの匿名世界では解放できるわけだ。

 匿名で気軽に意見を発信できるのがネット最大の長所だが、これが裏目に出る場合も多いことは、これまでも多くの人たちが指摘している。

 店では「おいしかったですよ」と笑顔で告げた客が、口コミサイトで「最低だ、二度と行かない」と書き込む、といった個人の二面性であれば、まだ人間についてあれこれ考えさせてくれる意義がある。しかしサクラを金銭で雇って真実とは違う情報を投稿する、という今回の問題は、あまりにも質が低く空しくなるばかりだ。

 私たちが「ネットにあった? ああウソだろ」と完全にネット不信に陥る前に、こんなセコすぎる仕組みはなんとかなくなってほしい。

 高評価があらかた「やらせ?」と信じてもらえない。低評価は「ネガキャン(ネガティブキャンペーン)」と決めつける。「口コミが多い」=「ステマ(ステルスマーケティング)」。——などとひねくれたものの見方が主流を占めてしまうのは、とても悲しいことだ。

 それではネットの「別の顔解放区」という利点が、どんどん魅力を失ってしまう。

 まあ考えてみれば、現実生活でも、どんどん人との信頼関係が薄れていきつつある。そんな時代であれば「ネットも信じられない」のは当然とも言える。現実とネットを席捲する「不信」をどうするか。これが今年2012年のテーマかもしれない。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

香山リカ(かやまりか)
精神科医・立教大学現代心理学部教授
1960年7月1日北海道札幌市生まれ。東京医科大学卒。
学生時代より雑誌等に寄稿。その後も臨床経験を生かして、新聞、雑誌で社会批評、文化批評、書評なども手がけ、現代人の“心の病“について洞察を続けている。専門は精神病理学だが、テレビゲームなどのサブカルチャーにも関心を持つ。
近著に「世の中の意見が“私”と違うとき読む本—自分らしく考える」(幻冬舎)、「生きてるだけでいいんです。」(毎日新聞)など多数。

*「日経BPnet・電子書籍セレクト」より


http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120127-00000000-woman-bus_all
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iPadで理科実験、広尾学園が公開授業



 東京都港区の広尾学園中学高校は2012年1月27日、アップルのタブレット「iPad」を使った理科実験の授業を公開した。同校では2011年7月に150台のiPadを導入し、授業や研究活動、学習活動に取り入れている。今回は従来の授業で重視されていた実験器具や実験方法に関する指示や説明を受けず、生徒がiPadで実験方法や必要な道具をインターネットで探すとところから挑戦した。
【詳細画像または表】
 公開実験授業に臨んだのは同校の1年生。物理の実験でテーマは「重力加速度の測定」。生徒は4人ごとの班に分かれて、iPadを使って測定方法をインターネットで検索し、それぞれ自由な方法で測定した。Webサイトの情報から正しい方法を見つけ出すことで、情報収集および活用能力を高めるのが狙いだ。

 班ごとに測定方法はバラバラで、まったく同じ測定方法がなかった。ある班は自由落下、ある班は振り子などそれぞれの方法を見つけ出し、何度か実験を繰り返し正しい答えを導き出すために協力していた。iPadのカメラを使って、物体が落ちる時間と位置の変化を調べる班もあった。

 実験が終わったら、iPadの表計算アプリケーションである「Numbers」を使って、結果をまとめる。操作に苦労しながらも、各班がそれぞれの答を導き出した。最後に各班の測定結果をホワイトボードに表示して、全員で考察して授業は終わった。

 授業を担当した石田敦教諭は、「インターネットを利用することで、教科書には載っていない方法が見つかり、それで正しい答えが見つけられれば、より広い知識が身につけられる。振り子などはこれから習う手法」と公開授業の効果を振り返った。

 生徒の1人はiPadの導入について、「社会の授業などで、ニュースを検索したり、歴史的な建物などの写真をすぐに見られて便利。学習進行などもiPadで管理し、先生とのコミュニケーションにも活用している。使い方がわからないときは友達に聞いている」と語った。

 専門学校や大学だけでなく、高校などでも導入事例が増えている。アップルでは教育分野でのiPad普及に向け、新型の電子書籍アプリ「iBooks 2 for iPad」とオーサリングツール「iBooks Author」を今年1月19日に発表したばかりだ。iPadを教育に活用する動きがますます加速しそうだ。

(文/三浦善弘=日経トレンディネット)



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米アマゾン第4四半期は大幅減益、第1四半期見通し受け株価下落



[サンフランシスコ 31日 ロイター] 米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は31日、第4・四半期決算が大幅な減益になったと発表した。さらに、2012年第1・四半期は赤字に転落する可能性があるとの見通しを示した。

投資拡大に伴い利益率が圧迫されるとの見方から、同社株は時間外取引で8.9%下落し、177.20ドルをつけた。同社株は10月に過去最高をつけてから20%超下げている。

第4・四半期は純利益が1億7700万ドル(1株当たり0.38ドル)と前年同期の4億1600万ドル(同0.91ドル)から大幅に減少した。

売上高は35%増の174億3000万ドルとなった。

第1・四半期の営業収支について、同社は2億ドルの赤字から1億ドルの黒字と予想した。これには約2億ドルの株式報酬などの費用が含まれる。

トムソン・ロイターがまとめたアナリスト予想では、株式報酬などの費用を含んだベースで4億2650万ドルの黒字となっていた。

同社のトム・スクータック最高財務責任者(CFO)は、プレス向け電話会議で、第1・四半期の営業利益予想にかなりの幅があることについて「現在進めている投資を反映したもの」とし「かなりの投資機会があり、第1・四半期にはそれが増える」と語った。

一方、第4・四半期の業績について、欧州経済の低迷やタイ洪水によるサプライチェーンへの打撃が影響していると述べた。

そのうえで、電子書籍端末「キンドル」やタブレット端末などで収益が期待できることから、今後もこうした分野への投資を続けるとした。

アマゾンは過去数年間、少なくとも電子商取引(Eコマース)セクターの2倍のペースで成長してきた。このペースを維持するため、同社は新たな分野・地域に事業を拡大、成長に向けて大規模な支出を行い、利益率を削ってきた。

アマゾンの第1・四半期の業績見通しは、同社が短期的な利益を犠牲にして、こうした大規模な投資を続ける可能性があることを示している。

クレディ・アグリコルのアナリスト、ジェームズ・リー氏は「アマゾンの株は安くないため、どのようなタイプの失望でも通常、市場の反応は大きなものになる」と指摘した。

エバーコアのアナリスト、ケン・セナ氏は「利益率は予想を上回ったが、業績見通しは利益、売上高ともに失望を誘った」と語った。

アマゾンは、第1・四半期の売上高は120億─134億ドルになる見込みとした。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた市場予想は134億ドルだった。

同社は、商品発送センター、ビデオストリーミングや他のメディア向けセンター、クラウドサービス技術向けインフラの3分野に主に投資している。

一方、同社の最新のタブレット端末「キンドル・ファイア」について、一部のアナリストは収支がとんとん、もしくは赤字とみている。

アマゾンはこの日、「キンドル」端末の全てのタイプの販売が12月31日までの9週間で、前年同期比177%増加したことを明らかにした。

スクータックCFOは、「キンドル・ファイア」ユーザーによる電子書籍やビデオなどのデジタルコンテンツの購入が好調なことは非常に心強い、との見方を示した。

*内容を追加して再送します。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120201-00000019-reut-bus_all
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iPad専用スキャナ「iスキャミル」にみる最新ポータブルスキャナ事情



 キングジムが発表した、iPad専用のスキャナ「iスキャミル」。本体をDockに見立てて上部にiPadを接続。専用ユーティリティを用いることで、スキャンした文書データをそのままiPadのカメラロールに保存できるというユニークな製品だ。
【画像でみる、最新ポータブルスキャナ事情】
 本製品に限らず、昨今では紙資料をデータ化するための製品として、PFUの「ScanSnap」シリーズをはじめとするドキュメントスキャナ、さらに本製品の従来モデルに相当する「スキャミル」などのポータブルスキャナなど、さまざまな種類の家庭用スキャナが目白押しだ。また、スマホを簡易スキャナ化するカメラアプリも定番になりつつある。

 これらの背景には、紙資料を処分してすっきりさせたいというニーズがあるのはもちろん、Evernoteなどにデータを保存してスマートフォンから容易に取り出せるようにしたいというクラウドブームの影響もありそうだ。今回は「iスキャミル」の実力チェックに加え、これらスキャナ製品選びのポイントについて、さまざまな視点から見ていくことにしたい。

●iPadの大画面で、読み取り結果をすばやく確認

 「iスキャミル」がユニークなのはその挙動だ。まずは動画をご覧いただこう。

動画:iPad専用スキャナ「iスキャミル」にみる最新ポータブルスキャナ事情 (http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1202/02/news073.html)

「iスキャミル」で原稿を読み込んでいるところ。本体手前のガイド部に原稿を差し込んで専用アプリのスキャンボタンをタップするとスキャンが始まる。データはJPG形式でカメラロールに保管。原稿はiスキャミル背面にストレート排出する

 いわゆるフラットベッドタイプのスキャナを含め、スキャナと名のつく製品にはさまざまな種類があるが、このようにデータ化のプロセスを可視化した製品はこれまでなかった。もちろん「可視化」といっても擬似的に見せているだけではあるが、原稿がiPadの中にスルスルと入っていくかのようなインタラクティブな動きは使っていても面白いし、分かりやすさという意味でも秀逸だ。iPadの画面の大きさをうまく生かしたこの挙動、なかなかのアイデアといっていいだろう。

 そもそも、これまでのポータブルタイプのスキャナは、原稿の読み取り結果の確認方法に難があった。というのも従来のポータブルスキャナの多くは、本体に液晶画面を持っておらず、読み取り後にUSB接続もしくはmicroSD経由でPCにデータを転送しなければ、読み取り結果を確認できなかったからだ。何十枚もスキャンしたあとにPCにデータを転送して確認したところ、どれも斜行していたり、色味がおかしかったり、あるいは表裏を間違えていて全部真っ白だったりということは、十分あり得たわけだ。

 今回の「iスキャミル」も、従来製品と同じく画質面ではドキュメントスキャナに及ばないのだが(詳しくは後述)、読み取り結果をiPadの大画面ですぐに確認できるため、スキャンしたデータがまるで使いものにならないという致命的なミスは回避可能。PCが不要で使用でき、iPadさえあれば本体内にデータを直接保存できることも評価していい。

 ちなみに本製品の従来モデルに相当する「スキャミル」は、本体に2.4型のカラー液晶を搭載することで読み取り後のチェックをPCレスで行えることが特徴だったが、画面サイズが一般的な携帯電話よりも小さい2.4型ときては、さすがに使い勝手はよいとは言えなかった。その点、9.7型のiPadに表示できるというのは、完全な原寸大ではないにせよ、実用性は高い。やや使い古された表現ではあるが「ポータブルスキャナ2.0」と言っていい製品だ。

●300dpi、片面読み取り、フォーマットはJPGという割り切った機能

 と、「iスキャミル」のすぐれたポイントを紹介したが、これは従来のポータブルスキャナと比べた場合の話で、ドキュメントスキャナもひっくるめて比較検討すると、何ができないのかが見えてくる。本製品の仕様面を見ながら、ひとつずつチェックしていこう。

 解像度は300dpiで固定となっており、変更はできない。また読み取りは片面のみで、保存形式はJPGだけだ。読み取った原稿をiPadのカメラロールに保存する以外に、加工や補正などの機能はいっさい持たない。保存後は別のアプリを使ってよろしくやってね、という割り切ったスタンスだ。PDFに対応しないことからOCRなどの機能も備えない(OCR機能追加のアップデートを予定しているとのことだが、いまのところ詳細は不明)。

 最大読み取りサイズは約216×356ミリ。つまりA4サイズ大だ。キャリアシートを用いてのA3サイズの原稿の取り込みや、長尺モードでのスキャンは行えない。辺が50ミリ以下の小さな原稿については添付のスキャン用シートにはさみ込むことで読み取りが行える。

 背面に給電用のUSBポートを備えており、iPad付属のUSB-AC電源アダプタを用いてUSBケーブルでコンセントに接続する。ドキュメントスキャナのようにPCに直結して読み取りが行えるわけではないので注意したい。ちなみに本体の電源をオフにした状態ではiPadの充電も行えるので、充電スタンドとしての役割も果たす。

●読み取ったデータはカメラロールに保存、読み取り速度に注意

 使い方はさきの動画のとおりで、本体手前のガイド部に原稿を差し込み、専用アプリのスキャンボタンをタップするだけ。読み取ったデータはJPG形式でカメラロールに保管され、原稿はそのまま背面にストレート排出される。背面に排紙される場所がないと、原稿がグチャグチャに曲がってしまいかねないので気を付けたい。このあたりの注意点は、一般的なポータブルスキャナと基本的に同様だ。

 カメラロールに保存した画像は、メールで送信したり、プリントしたりと、カメラロール側の操作でさまざまな用途に使える。EvernoteやDropboxなどのアプリで開いてアップロードすることももちろん可能だ。このあたりは普段使っているアプリの機能をそのまま使えるので馴染みやすいとも言えるし、アプリを切り替える手間がかかるぶんマイナスとも言える。一長一短だ。

 ドキュメントスキャナと比べた場合に注意したいのは、本製品は読み取り形式がJPGのみで、かつ片面のみという点。本製品と本体サイズがほぼ等しいPFUの「ScanSnap S1300」や、キヤノンマーケティングジャパンの「DR-P215」は、読み取り形式はJPGのほかPDFが選べ、また両面同時に読み取りが行える。

 速度についてもかなりの差がある。冒頭の動画では、1枚の原稿をスキャンしてカメラロールへの保存が完了したというダイアログの表示まで、29秒だった。給紙に要する時間を抜きにしても、およそ毎分2枚というペースだ。これはポータブルスキャナの中でも速度が遅かった従来モデルの「スキャミル」よりもさらに遅い値だ。

 さらに「ScanSnap S1300」や「DR-P215」などコンパクトタイプのドキュメントスキャナは読み取り速度がおよそ毎分4〜6枚で、両面読み取りということでその2倍の面を時間内に読み取れる。加えて本製品では原稿は1枚ずつセットしなくてはならないため、原稿の枚数が増えれば増えるほど、トータルでの所要時間の差は蓄積されていく。逆に言うと、そうした使い方が許容できる人向けの製品、ということになるだろう。

●モノクロよりもカラー原稿向け。斜行しやすい構造はやや疑問

 また、300dpiという解像度はスペック上は必要十分に思えるが、同じ解像度でScanSnapで取り込んだ原稿と比較してみると、クオリティにはかなりの差がある。ScanSnapで取り込んだ原稿はまったくの無補正でもまず問題なく使えるが、本製品で取り込んだ原稿は文字がぼやけたようになっており、重要な書類をデータ化して他の人に送るには少々つらい。ただしEvernoteにアップしてテキスト検索するのに支障はなかったので、個人的に使うには問題ないとも言える。

 それよりも気になるのが、ほかのポータブルスキャナと同様、地肌が真っ白にならないことだ。読み取りがカラーモードなので色が多少乗るのは仕方ないにしても、ふつうのコピー用紙でありながら地肌がグレーがかってしまうのは、少々いただけない。付属のキャリブレーションシートを使ってみたが、見る限り改善した様子はなかった。さきの文字がぼやける問題と合わせて、読み取ったデータを他人に送るのであれば、別途色味を補正したほうがよいだろう。

 一方、写真などのカラーベースの原稿は全体的に色が付いていることもあって、これら地肌の色はほとんど目立たず、実用レベルに達しているといえる。このあたり、ビジネス文書よりも写真などに向いたチューニングがなされているように見える。iPadで使うのだから色鮮やかな原稿のニーズのほうが高い、という考え方なのかもしれない。

 むしろ問題なのは、その構造上、原稿が斜行しやすいことだ。給紙のガイド部は原稿の幅に合わせて左右にスライドさせるのだが、すこし力を加えればズレてしまうほど軽く、斜行補正の役割を果たしていない。

 一般的にポータブルスキャナは斜行が発生しやすい機種が多いのだが、それでもガイドにしっかり沿わせればミスの発生は最小限に抑えられる。しかし本製品はそのガイドがしっかり固定できないことから斜行を誘発しやすく、一発できちんと読み取るのが非常に難しい。ハードソフトひっくるめて、どこを真っ先に改善すべきかと問われると、筆者はおそらくここだと答えるだろう。

●画像やメモなど1枚単位の文書を自分用に保存するための入門機

 以上のような特徴から考えると、本製品は両面印刷のビジネス文書を取り込む用途よりも、画像やメモなど、1枚単位の文書をデジタルデータとして取り込み、自分用に保存するための製品と言える。PCよりもiPadの利用頻度が高く、スキャナの類は持っていないユーザに対する、入門機という位置づけになるだろう。

 また、ここまでの検証でお分かりいただけると思うが、本の自炊などにはまったく向かない。たくさんの枚数を一括して取り込むのに向かず、さらに片面ずつしかスキャンできないからだ。一方で名刺の取り込みには実用的だと思うが、iPadに名刺を取り込むニーズはiPhoneに比べるとあまり多くないと思われるので、なんとも判断が難しいところである。

 価格については、実売想定価格が1万5540円と、実売2万円台前半のコンパクト型ドキュメントスキャナとの価格差は数千円程度。読み取り後の確認がたやすいという意味で、ポータブルタイプのスキャナの中ではおすすめできる製品であることに間違いはないのだが、ドキュメントスキャナとの機能差まで含めて考えた場合、冷静にチョイスしたほうがいいだろう。

 また、最大の特徴であるスキャン時のアニメーション効果も、見た目のインパクトは大きいが、しばらくして飽きてしまうとむしろ目障りになる可能性がある。電子書籍のページめくり効果と同じく「そんなアニメーションをしている余裕があれば処理速度を早くしてくれ」というわけだ。もちろんオフにできたところで処理速度がそうそう変わるとは思えないが、形だけでもオンオフできる機能があったほうがよい気もする。

 さらに冒頭の動画でお気づきになった方も多いと思うが、このアニメーション効果、原稿が取り込まれるスピードと、画像が下からせり上がってくるスピードが一致していないなど、最大の特徴であるにもかかわらず作り込みが甘い。取扱説明書を見ると「iPadのスクリーン上に画像のすべてが表示されたらスキャンは完了です」とあり、どうやら処理が終わるのを待って表示させているようなのだが、体感的には原稿が取り込まれる速度に合わせて画面上にプレビューを表示し、内部の処理は後回しにすべきではないだろうか。

 ——と、もろもろ気になる点を挙げたが、ハードウェアを除く挙動については、アプリ側のチューニングでいくぶん改善できる可能性もある。これまでのポータブルスキャナの欠点を改善した意欲作であることは間違いなく、またOCR対応など機能追加も予定されているとのことなので、今回試用した機材が発売前の評価機であったことも踏まえて、今後ますます進化していくことを期待したい。

[山口真弘,Business Media 誠]



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120202-00000079-zdn_b-bus_all
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米アマゾン、インドでショッピングサイト立ち上げ



[バンガロール 2日 ロイター] 米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は2日、インドでショッピングサイトのジャングリー・ドット・コム(junglee.com)を立ち上げ、インドのオンライン小売り市場への参入を果たした。

インドのオンラインショッピング市場は毎年ほぼ50%拡大しており、代表的サイトにフリップカートやメイクマイトリップ<MMYT.O>などがある。

アマゾンの発表によると、ジャングリー・ドット・コムは自社の電子書籍端末「キンドル」を含め、1万4000以上の国内外のブランドから1200万以上の商品を提供する。

インドの人口は12億人以上で、中流階級の人口が急増し、収入も大幅に伸びていることから、オンライン小売り事業には非常に膨大な可能性がある。インターネットの頻繁なユーザーはまだ5200万人で、このうちオンラインでの買い物の経験があるのは40%にすぎない。


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<プレスリリース>富士通、「STYLISTIC M350/CA2」を発売



 富士通は、Android OSを搭載した、企業向けタブレット端末「STYLISTIC(スタイリスティック) M350/CA2」を、本日より国内にて販売開始します。

 本製品は、7インチディスプレイを搭載した約420グラムのコンパクトなボディ(注1)で手軽に持ち運びができ、素早い起動およびテンキー/QWERTY/手書き入力のなかから自分に合った文字入力方式が選択できるなど、優れたモバイル性と操作性を両立したタブレット端末です。営業用携帯端末、店舗でのデジタルカタログ表示用端末、学校教育における電子書籍用端末など、さまざまなシーンにおいて活用でき、コストパフォーマンスにも優れ、お客様のワークスタイルの変革をサポートします。

◎本製品の特長

1.モバイル性に優れたコンパクトなボディ

 7インチの高精細WSVGA(1024×600ドット)ディスプレイを、片手で持ちながら操作しやすいコンパクトな約420gの軽量ボディに搭載。約6.1時間の長時間駆動を実現し、持ち運び用途に適した端末です。

2.Andorid OSと当社独自文字入力ツール搭載による優れた操作性

 Android OSを搭載し、素早い起動とマルチタッチによる直観的かつスムーズな操作を実現しました。さらに、特に漢字変換において高速・高精度を誇る当社独自の文字入力方式「NX!(エヌエックス) input powered by ATOK」により、テンキー/QWERTY/手書きのなかから、自分に合った文字入力方式を選べます。

3.充実したネットワーク通信機能を搭載

 IEEE 802.11b/g/n準拠無線LANに対応し、クラウド・コンピューティング環境でご利用いただけます。また、Bluetooth v2.1によるパソコンや携帯電話とのデータ連携や、miniHDMI端子を使用したプロジェクターへの画像出力に対応するなど、快適な業務環境をサポートします。

◎販売価格および出荷時期

 販売価格および出荷時期一覧

▼製品名
 STYLISTIC M350/CA2
▼販売価格(税別)
 オープン価格
▼出荷時期
 2月中旬

<注釈>

(注1)コンパクトなボディ

 本製品の外形寸法(幅×高さ×厚さ)は120×200×14ミリメートル。

■問い合わせ先■富士通<6702.T>
 購入相談窓口
 TEL:0120−959−242

※発表日 2012年2月3日


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楽天市場1兆円超す、三木谷社長「次は10兆」



 楽天は13日、インターネット通販サイト「楽天市場」の2011年の流通総額が初めて1兆円を超えたと発表した。

 飲料水や米などの販売が好調だったほか、スマートフォン(高機能携帯電話)からの利用が増えた。記者会見した三木谷浩史社長は次の「実現可能な目標」として流通総額10兆円を掲げた。

 一方、13日発表した11年12月期連結決算は、売上高が前期比9・8%増の3799億円、経常利益は10・5%増の688億円といずれも過去最高を更新した。クレジットカード事業の再編などによる特別損失の計上で、税引き後利益は11億円の赤字(前期は349億円の黒字)だった。


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